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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第71話
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、俺のARCUS宛てにいきなり通信があったんだ。一方的にお前さんとあの竜のお嬢さんのいる場所をこと細かく教えてくれて、そのまま切れちまってな。



「……チッ、バレたか。」

「クロウさん……」

クロウの答えを聞いたヴァリマールの中にいるアルフィン皇女は目を丸くした。



「―――余計な世話ついでに忠告だ。そろそろ”得物”も何とかしろ。お前の”八葉一刀流”―――刀抜きで真価を発揮できんのか?」

「あ…………」

「武装でばいすノ選択ハ重要―――――起動者(ライザー)トノ相性ニヨッテ戦闘効率ガ飛躍的ニ上昇スル――――」

「え、えっと……よくわからないのですが、そうなのですか、リィンさん?」

クロウの指摘にリィンが呆けている中ヴァリマールがクロウの説明を捕捉し、アルフィン皇女は戸惑いの表情で尋ねた。



「ええ……確かに八葉一刀流にとって”刀”は魂みたいなものです……わかった―――待っていてくれ!そして今度こそ全て取り戻してみせる……!士官学院も……そしてクロウ―――お前もだ!」

「……!ハッ……上等だよ。やれるモンならやってみな!」

そしてヴァリマールは跳躍し、パンダグリュエルから飛び去って行った!



「遅かったか……!」

「逃がしちゃったわね……」

「ま、待ちやがれですの―――――ッ!!」

その時甲板に追いついてきたヴァルカン達は去って行くヴァリマールをクロウと共に見守っていた。



「うふふ、アルフィン皇女も一緒に連れ出してくれるとはね♪お陰で救出する手間が省けたわ。さすがリィンお兄さんね♪」

するとその時聞き覚えのある少女の声が聞こえて来た!
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