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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第71話
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「うふふ、次は私達が相手になるわよ♪今度は生身で”あそこ”を攻撃してあげましょうか♪私が攻撃したら2度と”使い物にならなくなる”かもしれないわね♪」
「勝負は決しました!大人しく負けを認めてください!」
「―――リィンに免じて殺しはしないけど、これ以上やるつもりなら今度は私達が相手するわ。」
「ふふふ、抵抗しても構いませんよ?その時は私がたっぷりと教育して差し上げますよ。……貴方自身の身体に。」
「おいっ!?俺一人に対してお前の切り札全部出すとか幾ら何でも反則だろうが!?クソッ、わかったよ!俺の負けだ!お姫さんと一緒にとっとと行け!」
リィンに加えてベルフェゴール達全員相手は幾ら何でも勝てないどころか、蹂躙される事が目に見えていたクロウは焦った様子でリィンを見つめて言った。
「そうさせてもらう。ありがとう、みんな。戻ってくれ!―――ヴァリマール!俺とアルフィン皇女殿下を中に入れてくれ!」
「承知シタ――――」
「キャッ……!?」
そしてベルフェゴール達を身体に戻したリィンとアルフィン皇女はヴァリマールの中に入り、ワイヤーに拘束されていたヴァリマールは立ち上がると同時に拘束していたワイヤーを引きちぎった!
「すみません、殿下。狭いでしょうが、今は我慢してください。」
「い、いえ……むしろずっとこのままでいたい気分ですわ♪それにリィンさんが望むのでしたら、わたくしの身体のどこでも触ってもらって構いませんわよ♪あ、その前に囚われの身であったわたくしを助けてくれたリィンさんに”お礼”を差し上げますわね。ん……」
ヴァリマールの中でリィンと密着しているアルフィン皇女はリィンの唇にキスをし
「んんっ!?で、でででで、殿下!?」
「フフッ、それと次に愛し合う時はいっぱい奉仕をしますわね♪」
「な、ななななななっ!?」
「”次”って事は…………こ、この野郎……ついに皇女とまでしやがったな……!?――――おいコラ!イチャついてないでとっとと行け、このリア充騎士が!こんな時にまで見せつけやがって!そういう所も相変わらずだな!?」
ヴァリマールから聞こえる二人の会話を聞いて一瞬で激しい頭痛を感じ、頭痛を抑えるかのように片手を頭に置いて呆れた表情をしたクロウは顔に青筋を立て、口元をピクピクさせながらヴァリマールを睨んで声を上げた。
「何でそこでそんなに怒るんだ……?―――その前に確認したい事がある。トヴァルさんのARCUSに連絡をくれたのはクロウだよな?」
「ええっ!?」
「…………………………」
ヴァリマールの問いかけに対し、ヴァリマールの中にいるアルフィン皇女が驚いている中クロウは黙り込んでいた。
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