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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜メンフィルの報復〜
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紙を拾って紙の内容――――”戦争回避条約”と戦争回避条約の救済条約”に書かれてある内容を厳しい表情で黙って読み

「ち、父上……?その紙には何が書かれてあるのですか……?」

ユーゲント三世の様子を不思議に思ったセドリック皇子は尋ねた。



「…………エレボニア帝国がメンフィル帝国との戦争を回避する為の”条約”が記してある。」

「なっ!?と言う事はメンフィル帝国との戦争を回避する方法があるのですか!?」

ユーゲント三世の答えを聞いたレーグニッツ知事は驚き

「そ、それでどんな内容なのですか、父上!?」

セドリック皇子は真剣な表情でユーゲント三世を見つめた。



「……二人も読んでみるとよい。」

そして疲れた表情をしたユーゲント三世はレーグニッツ知事にそれぞれの条約が書かれてある2枚の紙を渡し、レーグニッツ知事とセドリック皇子は条約内容を読んだ。

「なっ!?こ、これは…………!」

「え――――ど、どうしてこの”救済条約”でアルフィンがリィンさんと結婚する必要があるのでしょう……!?え、えっと……でもアルフィンはリィンさんの事を好きだったはずですから、アルフィンや僕達にとっては都合のいい条約ですよね……?」

条約内容を全て読み終えたレーグニッツ知事とセドリック皇子は信じられない表情をした後戸惑い

「……私は何と愚かで無力な皇だ…………唯一の救いは”救済条約”の内容にあるアルフィンの相手がアルフィン自身が懸想しているテオの息子であり、”有角の若獅子”の一人である事か…………女神(エイドス)よ……願わくば滅亡の道を歩むエレボニア帝国に救いを…………」

ユーゲント三世は辛そうな表情で肩を落として呟いた後その場で祈った。
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