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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜メンフィルの報復〜
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!」
艦長席に座っているシェラが指示を出すと兵達はそれぞれ端末を操作した。
〜バルヘイム宮・謁見の間〜
「なっ!?あ、あの紅い戦艦はユミルで現れた……!」
「”紅の箱舟グロリアス”!?一体何を――――!!う、嘘でしょう!?クッ……!」
プリネ達が乗る飛行艇が去った後、飛行艇が空けた巨大な穴から見えるグロリアスの姿を確認したカイエン公爵は驚き、グロリアスの行動をすぐに察したクロチルダが信じられない表情で声を上げた後慌てた様子で転移魔法を発動してカイエン公爵と共に消えたその時グロリアスから大量の砲弾やミサイルが放たれ、バルヘイム宮に命中した!
グロリアスの爆撃によってバルヘイム宮は崩壊してしまい、伝統を誇るエレボニア帝国の宮殿は瓦礫の山になるという無惨な姿となり、爆撃に巻き込まれたりメンフィル兵達との戦闘によって絶命した近衛兵達の死体は瓦礫の山に埋もれた!
〜カレル離宮・式典の間〜
「ハハハハハッ!レスペレント地方全土を納める大国の逆鱗に触れた者達に対する相応しい”報復”だな!」
「あ………………」
「皇妃殿下!」
「しっかりなさってください!」
「そ、そんな…………」
「バ、バルヘイム宮が…………」
バルヘイム宮が爆撃され、崩壊する様子を見ていたディアーネは凶悪な笑みを浮かべて声を上げて笑い、プリシラ皇妃は気絶し、その事に気付いたメイド達は慌てた様子でプリシラ皇妃を支え、レーグニッツ知事は信じられない表情をし、セドリック皇子は呆然とした表情で崩壊したバルヘイム宮を見つめていた。
「……これがユミル襲撃―――”宣戦布告もせずにメンフィル帝国領を襲撃したエレボニア帝国”に対する”報復”と言う訳か、リフィア皇女……!」
そしてユーゲント三世は厳しい表情でリフィアを睨み
「――恨むのならばメンフィル帝国領を襲撃した挙句、約2週間の猶予を与えた上警告したにも関わらずメンフィル帝国の再三の要求を一切呑まなかった”貴族連合”の愚か者共やエレボニアの”皇”として”貴族派”と”革新派”を纏めきれなかった貴様自身を恨め。ご苦労、ディアーネ!余の身体の中で休むがよい!――――総員、撤収!皆の者、よくやった!作戦は大成功じゃ!」
「ハッ!!」
全身に覇気を纏っているリフィアはユーゲント三世を睨んだ後ディアーネを自分の身体の戻し、ルベール達親衛隊と共に”帰還の耳飾り”を使って離宮郊外に停泊している戦艦に戻り、リフィア達が消えるとリフィアが消えた場所から2枚の紙が舞うようにユーゲント三世の目の前の床に落ちた。
「……?――――!!こ、これは…………!……………………」
床に落ちた紙が気になったユーゲント三世は
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