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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜エリス・シュバルツァー救出作戦〜
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強なメンフィル軍の中でも皇族の守護という誇りある大任を任された者!そのような雑魚共と我らを一緒にするな!」
「グググググ……ッ!」
メンフィル兵の一人が言った言葉を聞き、悔しそうな表情で唇を噛みしめた。するとその時通信の音が鳴り、音に気付いたツーヤはクロチルダを警戒しながら
古代遺物
(
アーティファクト
)
を許に創られた通信機で通信を開始した。
「?……はい、こちらルクセンベール。エリゼさんですか。…………そうですか……!――――マスター、エリスさんの救出は完了したとの事です。」
「何だとっ!?」
「っ!!」
通信を終えた後プリネに言ったツーヤの言葉を聞いたカイエン公爵は信じられない表情で声を上げ、クロチルダは唇を噛みしめた。
「わかったわ。なら、もうここに用はないわね。――――総員、撤収!作戦は成功です!」
「御意!」
プリネの指示によってメンフィル兵達は次々と飛行艇の中に戻り
「―――”聖魔皇女”達の動きの速さに感謝しておくのだな、”蒼の深淵”。」
「命拾いしたね、キャハッ♪」
「―――もし次に戦う時があれば、”本気”でお相手しましょう。」
レーヴェは静かな表情でクロチルダを見つめ、エヴリーヌは口元に笑みを浮かべ、ペテレーネは真剣な表情でクロチルダを見つめた後転移魔法を発動し、プリネ達は転移魔法によってその場から消えようとした。
「待て!ルーファス君はどうした!?彼に手を出していないだろうな!?」
プリネ達が消えようとしたその時カイエン公爵はプリネ達を睨んで怒鳴った。
「…………帝都ミルスにて公開処刑された後保存されてある彼の遺体はエレボニア帝国とメンフィル帝国との外交問題や内戦が終結した後、ユーシスさんに渡す手筈になっています。―――それが答えです。」
「何だとっ!?」
「今回の件でメンフィルの怒りもしばらくは収まるだろう。これに懲りたらこれ以上メンフィルの逆鱗に触れるような事は止めておくのだな、”蒼の深淵”。」
「レオン……」
プリネとレーヴェがカイエン公爵やクロチルダに対して静かな表情で答えるとプリネ達は転移魔法の光に包まれてその場から消えた!
「―――総員、撤収!ここでの役割は果たした!各自”帰還の耳飾り”による撤退を開始しろ!!」
「ハッ!」
一方その頃バルヘイム宮のホールで戦闘を繰り広げていたルース率いるメンフィル兵達も”帰還の耳飾り”でその場から転移して次々と撤退し、バルヘイム宮から去って行った。
「な、何だ……?」
「撤退だと……?」
その様子を生き残った近衛兵達は呆然とした様子で見つめていた。
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