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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜エリス・シュバルツァー救出作戦〜
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する。―――エリス嬢、私達の不徳で他国の民であるお主やテオ達に迷惑をかけた上、テオ達の娘であるお主にまで不自由をかけてしまって申し訳なかった。私達の事は気にせず、お主はテオ達―――家族の許に戻り、内戦が終結するまではユミルにて平穏な生活を送るといい。」
「へ、陛下……?陛下達は私と共に脱出しないのですか……?」
レーグニッツ知事を制したユーゲント三世に謝罪されたエリスは戸惑いの表情で尋ねたが
「―――それは無理よ、エリス。メンフィル帝国は”自国と敵対する国の皇族や民を助ける義理はない”もの。」
「え…………」
エリゼの答えを聞いて呆けた。
「メ、メンフィル帝国と敵対する国の皇族って…………」
「なっ!?ま、まさか……!」
「もしや貴族連合がメンフィル帝国に対して何らかの敵対行動を取ってしまった為、メンフィル帝国とエレボニア帝国は戦争状態にまで陥ってしまったのですか……?」
「…………………」
一方セドリック皇子は信じられない表情をし、レーグニッツ知事は血相を変え、プリシラ皇妃は表情を青褪めさせ、ユーゲント三世は重々しい様子を纏って黙り込んでいた。
「…………――――エリゼ。お主は”帰還の耳飾り”で先にエリスと共に艦内に戻れ。余はユーゲント三世に伝えるべき事がある。リーシャもご苦労だったな。お主も作戦前に渡しておいた”帰還の耳飾り”で艦内に戻ってベルガード門に送るまで身体を休めてくれ。」
リフィアは厳しい表情でユーゲント三世達を見回した後エリゼとリーシャに指示をし
「わかったわ。」
「―――わかりました。お言葉に甘えて、お先に失礼します。」
「ね、姉様!一体どういう事なのか説明―――」
リフィアに指示されたエリゼは”帰還の耳飾り”を使ってエリスと共に離宮の郊外に停泊している戦艦へと転移し、リーシャも続くように”帰還の耳飾り”を使って転移してその場から消えた。
〜同時刻・バルフレイム宮〜
「クッ…………この私がここまで追い詰められるなんて……!」
一方その頃プリネ達との戦闘によってクロチルダは満身創痍の状態で地面に膝をつき、巨大な魔獣へと変化していたグリアノスは力を使い果たしたのか、元の小鳥に戻って疲弊した様子でクロチルダの肩に止まり、またクロチルダの周囲にはメンフィル兵達によって討ち取られた近衛兵達の死体が倒れていた!
「ば、馬鹿な……精強なラマール領邦軍の中でも選りすぐりの精鋭達が…………メンフィル兵の一人も討ち取れずに敗れた…………だと…………!?」
カイエン公爵は全滅した近衛兵達に対し、一人たりとも討ち取られていないメンフィル兵達を見回して信じられない表情をし
「我ら親衛隊を舐めるな!我らは精
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