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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜エリス・シュバルツァー救出作戦〜
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魔獣、人形兵器が待ち構えていた。



「――――そこをどきなさい、愚か者!ハァァァァァ……!」

「え――――」

「あ――――」

「な――――」

するとその時エリゼは近衛兵達に一瞬で詰め寄って神速の抜刀で無数の斬撃を叩き込んだ後跳躍した!

「奥義――――風神烈波!!」

「ギャアアアアアアッ!?」

エリゼが膨大な闘気による風を纏わせた太刀を叩きつけると、その際に発生した鎌鼬が近衛兵達や魔獣の全身を切り裂き、絶命した兵達や魔獣達は血溜まりに沈み、人形兵器はバラバラになり、残骸となった!



「よくやった、エリゼ!さあ、ようやくお前の家族を取り戻す時だ!行くぞっ!」

「ええ……!」

そしてリフィア達は扉を開け、”式典の間”に入った!


「え…………」

「貴女達は……!」

リフィア達が式典の間に入るとエリスは呆けた表情で、レーグニッツ知事は驚きの表情でリフィア達を見つめていた。



「あ……」

「うむ、無事で何よりじゃ!」

エリスの姿を見たエリゼは呆け、リフィアは口元に笑みを浮かべて頷いた。

「ね、姉様…………本当に姉様なのですか……?」

「ええ……!良かった、無事で……!」

信じられない表情で自分を見つめるエリスにエリゼは微笑みながら近づき、エリスを抱きしめた。



「リ、リフィア皇女殿下!?それにメンフィル兵達まで……!」

「ま、まさかこの騒ぎはリフィア殿下達が……?」

「どうしてメンフィルの方々がこちらに……?」

「……………………もしやエリス嬢の救出に参ったのか?」

エリゼと共に近づいてきたリフィアの姿を見たレーグニッツ知事は驚き、セドリック皇子は信じられない表情をし、プリシラ皇妃は戸惑い、エレボニア皇帝―――ユーゲント三世は真剣な表情でリフィア達を見つめて尋ねた。



「え………………」

ユーゲント三世の言葉を聞いたエリスは呆け

「―――その通りだ。エリスは余が信頼する家臣エリゼ・シュバルツァーの妹にしてメンフィルの民。エリスは返してもらうぞ、ユーゲント三世!」

リフィアは怒りの表情でユーゲント三世を睨みつけた。



「リ、リフィア殿下?何故、そんなに怒っているんですか……?」

「殿下!無理を承知でお願いします!せめて陛下達だけでもメンフィルで保護してください!」

リフィアの様子にセドリック皇子は戸惑い、レーグニッツ知事は真剣な表情で声を上げてリフィアを見つめ

「構わん、レーグニッツ。……リフィア皇女。今まで貴国の民であり、貴女が懇意にしている家臣の家族であるエリス嬢に不自由をかけてしまい、申し訳なかった。今この場でエリス嬢を貴国にお返し
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