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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜漆黒の守護神〜
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歪めた領邦軍の隊長が怒鳴ったその時、援軍が現れ、その中には軍用飛行艇や新型の機甲兵―――”ヘクトル”の姿もあった。

「おお……!やっと、来たか!あの黒騎士を集中攻撃せよ!奴が厄介すぎる!」

援軍の登場に明るい表情をした隊長が指示をしたその時!

「その程度でこの私を討ち取れると思うな!覇道――――滅封!!」

ゼルギウスは闘気エネルギーの極太のレーザーを飛行艇に向かって放った!するとレーザーに直撃し、機体を貫かれた飛行艇は煙を上げて地面に激突した!



「このっ!!」

その時ヘクトルが近づき、剛腕をゼルギウスに放ったが

「ぬぅんッ!」

「馬鹿なっ!?機甲兵の攻撃を生身で受け止めるだと!?」

何とゼルギウスは大剣でヘクトルの攻撃を受け止めた!

「オォォォォッ!!獅吼――――」

「うあっ!?」

ゼルギウスは自分自身に気合いを入れて受け止めている”ヘクトル”の拳を弾くと共に炎の獅子の闘気を放ち

「爆炎陣!!」

「グアッ!?」

勢いに乗って跳躍し、”ヘクトル”に大剣を叩きつけ、闘気による炎の大爆発を起こしてダメージを与えると共に転倒させた!

「止めだ!――――斬!!」

「ギャアアアアアアッ!?」

そしてゼルギウスはクラフト――――煌塵裂破で”ヘクトル”を操縦者ごと真っ二つにした!



「ヒィィィィッ!?」

「軍用飛行艇どころかし、新型の機甲兵までもが……!」

「ば、化物……!」

「何なんだよ、奴は!?」

「き、きききき、貴様、本当に人間か!?」

ゼルギウスの戦いを見ていた領邦軍の兵士達や隊長は怯え

「――――我が名はゼルギウス・カドール!大恩あるリフィア皇女殿下より頂いた二つ名は”漆黒の守護神”!”守護神”の名にかけてここは一人足りとも通さぬ!私に討ち取られる覚悟がある者達はかかってくるがいい!全員纏めて冥き途に送ってやろう!」

ゼルギウスは全身に膨大な闘気を纏って大剣を領邦軍に向けて声を上げた!



「おおっ……!あ、あれがリフィア殿下の親衛隊入りを希望していなければファーミシルス大将軍閣下の跡継ぎになっていたと謳われている”漆黒の守護神”の力……!」

「さすがゼルギウス将軍閣下だ!」

「我らも将軍閣下に後れを取るな――――ッ!!」

「我らが主、リフィア殿下に勝利を捧げろ――――ッ!!」

「次代のメンフィル皇帝たるリフィア殿下の守護という栄誉ある大任を任された親衛隊の”力”をエレボニア帝国に見せつけてやれ――――ッ!!」

「オォォオオォオオオオ―――――ッ!!」

”鬼神”の如きの強さを見せつけるゼルギウスの活躍にメンフィル兵達は指揮を高め、ゼルギウスと共に凄まじ
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