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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜帝都襲撃〜
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らば皆殺しにすればよいものを……―――まあいい、久方ぶりの戦、楽しませてもらうぞ……!」

リフィアの言葉を聞いてつまらなさそうな表情をしたディアーネだったがすぐに気を取り直し、凶悪な笑みを浮かべ

「―――ルベール!私やシグルーンの代わりに部下達と共にリフィア殿下を命に代えても守護し、此度の作戦を必ず成功させよ!」

「ハッ!我ら親衛隊一同、必ずや将軍達の期待に応えて見せます!」

ゼルギウスに指示をされたリフィアの親衛隊の部隊長―――ルベールは敬礼をした。



「よし―――ゆくぞっ!」

「おおっ!!!」

そしてリフィアはエリゼ達と共にカレル離宮に向かい

「ここからは一人足りとも通さん!殿下より頂いた”漆黒の守護神”の名に賭けて、殿下の”道”を阻む愚か者達は全て排除する!総員、迎撃開始!!」

「オォォォォォォォオ――――――ッ!!」

ゼルギウスはメンフィル兵達と共に領邦軍の兵士達との戦闘を開始した!



カレル離宮に向かっていたリフィア達だったが、すぐに離宮から兵士達が現れてリフィア達の行く手を阻んだが

「そこをどきなさい!秘技――――裏疾風!!」

「え――――」

「な―――――」

「斬ッ!!」

エリゼが電光石火で強襲した後兵士達の背後から斬撃波を放ち、兵達の首を刈り取って絶命させた!



「おお……!さすがはエリゼ殿!また腕を上げられましたな……!」

「これが10代で”剣聖”の称号を得た者の八葉の剣……!(ひょっとしたら”風の剣聖”ともまともに戦えるかもしれないわね……)」

エリゼの活躍を見たルベールは感心した様子で声を上げ、リーシャは驚きながら真剣な表情で考え込んだ。

「全く、我の獲物を横取りしおって。―――玄武の地走り!!」

「ギャアッ!?」

「グアッ!?」

ディアーネは表情を歪めた後八つ当たりをするかのように凄まじい衝撃波を離宮の巨大な扉に向けて放った!すると扉は吹っ飛ばされ、扉の内側に待機していた領邦軍の兵士達も吹っ飛び

「「死愛の魔槍!!」」

「ガッ!?」

「グッ!?」

リフィアとディアーネが同時に放った暗黒の魔槍が吹っ飛ばされた兵達の身体を貫き、魔槍に貫かれ、血溜まりに沈んだ近衛兵は身体をピクピク痙攣させた後絶命した!



「――――道は開いた!ゆくぞっ!総員、一人足りとも余に遅れるなっ!」

「おおっ!!」

そしてリフィア達は離宮内に突入した!
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