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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第68話
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けることを誰よりも願っているから……だから、貴方が士官学院に入って共に歩む仲間と出会って―――――エリスは妬いたり寂しく思いながらも心から嬉しそうだったんです……!それはエリゼさんもきっと同じ気持ちです!双子なのですから………!」
「……ぁ………」
アルフィン皇女の言葉を聞いたリィンはアリサ達と談笑している自分を見つめるエリゼとエリスの目を思い出した。
「……そうか…………守っていたはずなのに……守られていたんだな……エリゼとエリスだけじゃない……父さんも、母さんも、ユン老師も……士官学院のみんなにも……」
リィンは仲間達の顔を次々と思い出した。
(そうか……俺に足りなかったのはこれだったのか……人が人に影響を与え、支え合い、お互いがお互いを生かし合う……力以前に、そんな当たり前のことすら俺にはわかっていなかった……師匠にもらった中伝……やっぱり早すぎたんだな……エイドスさんの……”空の女神”のあの言葉はこの事だったのか……)
”呑み込まれない”方法はリィンさん、”貴方自身が気付かなければならない”のでこれ以上は教えられ……――いえ、教えては”達する事ができない”のです。
(でも……今なら。この心に宿った光があればきっと……!)
強き光の心を手に入れたリィンは新たな境地に達した!
(あら?ご主人様……何だか以前と比べて雰囲気が変わった気がしない?)
(え、ええ………私も感じました。)
(…………ふふふ、なるほど。どうやら新たなる”光”を手に入れたようですね。)
(リィン………………フフッ、ますます貴方の事を愛おしくなったわ…………)
リィンの様子にベルフェゴールとメサイアが戸惑っている中、リザイラとアイドスはそれぞれ微笑んだ。
「リィン、さん……?んんっ!?……ん……ちゅ……ふぁ……れる……リィンさん…………ちゅる……」
アルフィン皇女が戸惑っている振り向いたリィンはアルフィン皇女と深い口付けを交わし、リィンの突然の行動に驚いたアルフィン皇女だったが幸せそうな表情でリィンと深い口付けを交わした。
「ありがとう……気付かせてくれて。殿下の―――アルフィンのおかげだ。」
「あ……〜〜〜っ〜〜〜………」
リィンに見つめられたアルフィン皇女は顔を真っ赤にしてリィンから視線を逸らした。
「そろそろ俺は行きます。これ以上待たせたら仲間達に悪いですから。」
「そう、ですね……ふふっ、もう少しこうしていたかったですけど。……どうかお気をつけて。エリスの事はお任せ下さい。カイエン公と取引をしてでも何とか解放して―――」
リィンの言葉を聞いたアルフィン皇女は寂しげな笑みを浮かべた後決意の表情をしたがリィンが首を横に
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