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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第67話
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話ですか?」

「……勝手に決めつけないでくれ。貴女達”結社”だって別に貴族連合と一心同体じゃないんだろう?」

「ええ、それは勿論。”第二柱”―――クロチルダ様の思惑はともかく、わたくしには義理もありませんし。あくまで計画に必要と言われたので協力しているだけですわ。」

「計画……(要領を得ないな。)――貴女のマスターというのはクロチルダさんじゃないんだな?」

デュバリィの話を聞いてある事が気になったリィンは尋ねた。



「ええ、同じ使徒ではありますが”第七柱”になりますわね。わたくしたち”鉄機隊”の主にして偉大なる導き手―――麗しくも凛々しく、誇り高くも慈悲深き御方……”武”の頂点を極めし超絶、素晴らしい方ですわっ!」

「……す、凄い人なのはわかったけど。でも麗しいって……その人も女性なのか?」

嬉々と説明するデュバリィの様子に冷や汗をかいて苦笑したリィンはある事に気付いて尋ねた。



「ええ、そうですけど……貴方程度の剣士など百人束になっても足元にも及びませんわよ?いいえ千人―――ううん、一万人でも無理ですわねっ!」

「そんなに強調しなくてもわかったから……(しかし、女性の身でありながら武の頂点を極めた、か……”鉄機隊”と”鉄騎隊”といい、どうしても”あの人物”を連想してしまうけど……)」

「フフン、考え込んでいますわね?ちなみにマスターの”渾名”を改めて教えて差し上げましょう。”鋼の聖女”―――そんな風に讃えられていらっしゃいますわ。」

「”鋼の聖女”……」

「さあ、この位でいいでしょう。貴方が軍門に下らぬ限り、わたくし達は敵同士―――これ以上は馴れ合うべきではありませんわ。」

「……そうだな。すまない、失礼するよ。そうだ、もう一つ聞きたかったんだけど……貴女は確か―――怪盗紳士やシャロンさんと同じ”執行者”ではないんだよな?何か理由でもあるのか?」

部屋を退出しかけたリィンだったがある事に気付いて立ち止まり、振り向いて尋ねた。



「むぐっ……答えにくいことを。―――”執行者”とは結社の長たる”盟主”様が見出した者達―――何らかの”闇”を抱えた者しかNo(ナンバー)は与えられないとか。べ、別にわたくしが武で彼らに劣るわけじゃありませんからねっ!?」

「そんな事は思っていないけど……はは、でも確かに貴女は”闇”とは無縁そうだ。真っ直ぐというか―――曲がった事は嫌いそうだし。」

「え―――って、何をしれっと歯の浮くようなことを……!とっとと出ていきやがれですわっ!」

リィンの言葉を聞いたデュバリィは頬を赤らめた後リィンを睨んで怒鳴り

(アハハハハハッ!さすがご主人様♪)

(どのような苦境にたたされても、”これ”に関しては通常運転
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