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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第67話
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ているのもわかる気がするわ。このまま貴族連合に付いてお姉さんと一緒に戦わない?」
「ふう、からかわないでくれ。紅茶、ごちそうさま。茶葉も良かったけど淹れ方も完璧だったよ。」
「フフ、お粗末様。」
部屋を退出しようとしたリィンだったがある事を思い出し、立ち止まってスカーレットに尋ねた。
「そういえば……貴女の使う”得物”だけど。随分特殊な武具みたいだがどこで習ったんだ?」
「ああ……ま、今更いいか。”アルテリア法国”でよ。」
「アルテリア―――七耀教会の総本山がある?」
「ええ、あれは”法剣”といって教会に伝わる伝統的な武具なの。何年か前、シスターになるために修行していたことがあってね。」
「えっと……どこから突っ込んでいいのか。シスターがそんな武具を使うなんて事があるのか……?」
スカーレットの話を聞いたリィンは冷や汗をかいて苦笑した。
「フフ、世の中には君の知らない事も一杯あるのよ。……ま、私は見習い途中で帝国に戻ることになったけど。」
「え……」
「フフ、それじゃあ。もしお仲間になったらそのあたりも教えてあげるわ。ならなかったとしたら……それはそれで素敵かもしれないわね。」
そしてリィンは部屋を退出した。
(帝国解放戦線”S”……思ったよりも気さくだったな。どうやら裕福な家の出身で……シスター見習いだったというのはどこまで本当かわからないけど。どうやら彼女も”鉄血宰相”を憎んでいたみたいだけど……仇がいなくなった今……どうするつもりなんだ?)
その後他の部屋の探索をしていたリィンはある部屋の扉を開けると私服姿の娘が外の景色を見つめていた。
「ふう、さすがにクロスベルとの行き来は結構大変ですわね……だからあの時、あの憎きNo.2に敗北したのかもしれませんわね…………―――いえっ!これもマスターのためっ!」
「……えっと。(この声と口調は……)」
娘の独り言を聞いたリィンは言い辛そうな表情で娘を見つめ
「な、な、なんですの貴方っ!?―――って、”灰の騎神”の乗り手!?」
リィンの声に気付いた娘は驚いて振り向いてリィンの顔を見ると表情を厳しくした。
「その口調………”身喰らう蛇”の―――たしか”神速”だったか。」
「くっ、まさか気配を断ってこの部屋に忍び込むとは……アルゼイドの娘といい、No.2や”ブレイサーロード”といい、未熟者のくせに生意気ですわ!」
「いや、普通に入ってきただけなんだが……ノックしなかったことはその、申し訳ない。」
その後娘―――デュバリィは甲冑に着替え、リィンを睨んだ。
「―――そ、それでいったい何の用ですの?大人しくこちらの軍門に下るという
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