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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
幕間〜メンフィルの大反撃〜 外伝〜メンフィルの怒り〜
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いわ。」

「うむ!……エリゼよ、お主の大切な家族を救出するのが遅くなってすまぬな。」

二人の報告を聞いて力強く頷いたリフィアは静かな表情でエリゼを見つめて頭を下げた。



「フフ、どうして謝るの?私はルーファス様の遺体の件も含めた私の多くの望みを叶えてもらった上、兄様とエリスの救出の為に動いてくれるリフィア達にお礼を言うべき立場なのに。私――エリゼ・シュバルツァーはリフィア皇女殿下を含めた多くのメンフィル帝国の人々より受けた恩を決して忘れません。だから顔を上げて、リフィア。」

「フフ……」

頭を下げられたエリゼは苦笑した後優しげな微笑みを浮かべ、その様子をシグルーンは微笑ましそうに見守り

「ああ!それにしてもエリゼ……お主は平気か?ペテレーネ特製の自白剤によってルーファス・アルバレアが吐いたリィンの”本当の父親”を知って。」

リフィアは力強く頷いた後ある事を思い出して真剣な表情で尋ね

「”鉄血宰相”ギリアス・オズボーン……まさか彼が”リィンさんの本当の父親”だったとは驚きましたね。そして結社の『幻焔計画』とやらを利用した上、息子であるリィンさんをも利用しようとしていたとは、最低最悪の父親ですわね。子を持つ親として許し難い行為ですわ。」

シグルーンは静かな表情で呟いた後不愉快そうな表情をした。



「―――平気よ。確かに最初は驚いたけど……兄様は兄様。今更”本当の父親”が誰であろうと、今の兄様はシュバルツァー家の跡取りであり……そして私達が心から愛する兄様に変わりないもの。」

「そうか……―――――ゆくぞ、未来のメンフィルを支える我が戦友達よ!エレボニア帝国に余達メンフィル帝国の”力”と”怒り”、思い知らせてやるぞ!」

「ええ!」

「御意!」

そしてリフィアの号令にエリゼは力強く頷き、シグルーンは敬礼をした後リフィアと共に部屋を去って行った。



一方その頃、エフラム達の話が終わり、エフラム達が男爵邸を後にするとアリサ達はシュバルツァー男爵に話を聞くと驚くべき事実が判明した。
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