暁 〜小説投稿サイト〜
SAO〜血濡れた神速〜
4話ー出オチー

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「なんで!どうしてこんな事に!!」
俺がリゲルに着いて待ち受けていたのは、【殺人鬼NPC】というゾッとするものだった。
どうやら村に入った途端クエストが発生するらしく、夜に出歩くと殺人NPCが容赦なく襲って来るらしい。
宿屋の店主(NPC)が
「夜は危ねえから日が暮れる前に帰って来いよ」
と言っていたのはこれの伏線だったようだ。
おまけに夜は店どころか宿屋も、しまいには空き家でさえも鍵が閉まり、夜明けまで逃げるか、NPCを倒すかしないとマズイのは明らかだ。
そしてこのNPC、武器がダガーだ。
どうやら、リゲルのクエのダガーとは、こいつの武器らしい。
ここで1つ言っておく。βの時はちょっとアブナイ職人にダガーの素材を頼まれるお使いクエだった。
その職人がついに一線を越えた、というのがこのクエのストーリーだろう。
「まあ、こいつ倒さないと武器が手に入らないってんなら、仕方ないよな...?」
いくらNPCと言えど見た目は人間その物だ。
若干気が引けるのも無理は無いだろう。
とは言いつつもやらなきゃ殺られるので、
「戦うかぁ〜」
と、渋々俺もダガーを抜くのであった。
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