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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第65話(第一部終了)
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に控えている騎士―――デュッセルは重々しい口調で自己紹介をしてシュバルツァー男爵たちに会釈をし
(クッ、滅茶苦茶渋いオジ様じゃない……!あのアルゼイド子爵とも並ぶんじゃないの!?)
(サラ、本音本音。)
(ったく、相変わらずお前の趣味は理解できねぇぜ……)
真剣な表情でデュッセルを見つめるサラ教官の言葉を聞いたフィーとトヴァルは呆れた。
「―――エイリーク様の親衛隊の隊長を務めるゼトと申します。以後お見知り置きをお願いします。」
エイリークの背後に控えている真面目そうな雰囲気を纏わせている青年の騎士―――ゼトはシュバルツァー男爵達を見つめて敬礼をした。
「ちなみにゼトはエイリークの婚約者でもある。」
「まあ……」
(ええっ!?)
(親衛隊の隊長が皇女と婚約しているだと!?)
(何でメンフィルの皇族って結婚相手の身分をそんなに気にしないんだ……?)
口元に笑みを浮かべたエフラムの説明を聞いたルシア夫人は目を丸くし、エリオットとユーシスは驚き、マキアスは疲れた表情をし
(一体どんな経緯があったのかしらね?)
(騎士と姫の婚約なのですから、もしかしたらサーガになるような内容かもしれませんわね♪)
(うふふ、レーヴェ様とプリネ様がお付き合いを認められた話より凄い内容かもしれませんわよ?)
(ふふっ、ちょっと気になりますね。)
アリサやセレーネ、シャロンとエマは興味ありげな表情でエイリークとゼトを見つめ
「あ、兄上!今はその話は関係ないでしょう!?」
「……エフラム様。不必要な情報の開示はするべきではないと思うのですが。」
周りから興味津々な様子で見つめられている視線や興味ありげな様子で小声の会話をしているアリサ達の声が聞こえていたエイリークは頬を赤らめて慌てた様子でエフラムを見つめ、ゼトは呆れた表情で指摘した。
「そうか?ゼトはモテるから、婚約者のお前の為にも今の内に言っておくべきだと思ったのだが。」
「そ、それとこれとは関係ありません!」
不思議そうな表情をしているエフラムの答えを聞いたエイリークは疲れた表情で指摘した。
「全く、貴様は一体何を考えている…………―――ジスト、次はお前だ。」
「あいよ。―――俺の名はジスト。ヒーニアス皇子の親衛隊の隊長を任されている。傭兵からの成り上がり者だが、皇子達と一緒にこの郷を全力で守るつもりだから安心してくれ。」
ヒーニアスに促された見た目は騎士に見えるデュッセル達と違い、傭兵が身に纏っているような服装で背中に巨大な大剣を背負っている者――ジストは軽く手を挙げて自己紹介をした。
(……メンフィルは実力主義とは聞いていましたが、まさか傭兵も親衛
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