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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第64話
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ていいな?」
「ああ、後は俺達に任せてくれ。」
パンダグリュエルが去った後リウイに視線を向けられたエフラムは静かな表情で頷き
「エヴリーヌ、レン、ペテレーネ、シルフィ。転移魔術を頼む。転移先は”ケルディック”だ。」
「「「「はい(は〜い)!」」」」
リウイの指示に頷いた4人はそれぞれ転移魔術を発動し、リウイ達は次々と消え始めた!
「シュバルツァー卿。エレボニアとの外交問題にケリがついたら今回の件も含めて改めて謝罪に向かわせて頂く。郷を騒がせてしまってすまなかったな。」
「リフィア殿下……」
消える寸前に自分を見つめて言ったリフィアの言葉にシュバルツァー男爵は複雑そうな表情をし
「母様。兄様とエリスはもうすぐ私達が取り返しますのでもう少しの辛抱です。」
「エリゼ……」
エリゼが自分達に向けて言った言葉を聞いたルシア夫人は静かな表情でエリゼが消えた場所を見つめた。
「―――受け取りなさい、”西風の
妖精
(
シルフィード
)
”。」
「え……―――!これは団長の……!何で……?」
ファーミシルスから投げ渡された腕輪を受け取ったフィーは腕輪を見て驚いた後戸惑いの表情でファーミシルスを見つめ
「この私相手に善戦した”猟兵王”や傷をつけた”
破壊獣
(
ベヒモス
)
”を称して、奴等が大切にしている存在である貴女にそれをあげるわ。」
「…………ありがと。」
「フン、私は当然の事をしたまでよ。」
転移魔法によって消えるファーミシルスを見つめながら静かな表情で自分の親といってもおかしくない人物の遺品を渡してくれた事に感謝した。
「―――セレーネ。大切な人達を本当に守りたいのならば”竜化”してでも戦うべきだよ。人を傷つけ、殺す事に躊躇っていてはいつか本当に大切な人をなくしてしまうかもしれない……これは貴女の”姉”としての忠告。」
「ツーヤお姉様…………」
消える寸前に自分に言ったツーヤの言葉を聞いたセレーネは静かな表情をしてツーヤが消えた場所を見つめ
「―――すみません、皆さん。御力になれなくて……リィンさんとエリスさんは私達メンフィルが数日以内に必ず取り返し、皆さんの下に送り届けますので二人の事は私達に任せて下さい。」
「プリネ…………」
申し訳なさそうな表情で自分達を見つめながら消えたプリネの言葉を聞いたアリサは辛そうな表情をした。
「さてと……まずはシュバルツァー卿達に説明をするか。」
リウイ達が消えた後エフラムはシュバルツァー男爵達を見回して呟き
「兄上、その前にリウイ祖父上達に討ち取られた敵の死体の処理を早急に実行すべきです。」
「そうよ!ユミルの人達が見たらビックリするわよ?」
「そうだな。なら
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