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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第64話
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か!?」
一方その様子を見ていたデュバリィは悔しそうな表情で唇を噛みしめて声を上げ
「フン、心配しなくても貴様らへの”対処”は既に取ってある。」
デュバリィの言葉を聞いたヒーニアスが鼻を鳴らした後片手を挙げて合図を取るとメンフィル兵達が次々とユミルと山道を結ぶ出入り口から姿を現すと共に
天馬騎士
(
ペガサスナイト
)
や
竜騎士
(
ドラゴンナイト
)
、
鷲獅子騎士
(
グリフィンナイト
)
の軍団がユミル上空に現れ、クロチルダ達を包囲した!
「な、ななななななななっ!?」
「なんだとっ!?」
「メンフィル兵ですって!?しかもこんなに大勢……!」
大勢のメンフィル兵達の登場にデュバリィは混乱し、オルディーネからは驚いている様子のクロウの声が聞こえ、クロチルダは信じられない表情をした。するとその時何かの機関音が聞こえて来た。
「この音は……」
「機関音……!?」
「――――!う、嘘でしょう!?何なの、あれらは!?」
音を聞いたガイウスは呆け、アリサは驚き、空を見上げたサラ教官が信じられない表情で叫んだその時、メンフィルの戦艦”モルテニア”と”リベールの異変”時結社から奪い取った紅き戦艦”グロリアス”に加え、超弩級魔導戦艦―――”ヴァリアント”、”フォーミダブル”、”マグナニム”が”パンダグリュエル”を包囲し、戦艦からは魔導軍用飛行艇―――”ルナ=ゼバル”が次々と現れ、戦艦達と共に”パンダグリュエル”を包囲した!
「”グロリアス”……確か”リベールの異変”の際にメンフィル帝国によって強奪されたと聞きましたが……」
「夏至祭で現れた”モルテニア”どころか、それにも負けないくらいの大きさの戦艦があんなにたくさん……!」
「こ、これがメンフィル帝国軍……!」
シャロンは真剣な表情でグロリアスを見つめて呟き、エリオットとマキアスは表情を青褪めさせ
「ま、まさかエレボニア帝国との戦争の際にあれらを投入する為に今まで動きがなかったのでしょうか……?」
「あんなとんでもない兵器が猛威を奮えばエレボニアは焦土と化すぞ!?まさかメンフィルは、エレボニア帝国を文字通りゼムリア大陸から”消滅”させる気か!?」
クレア大尉は表情を青褪めさせて身体を震わせ、トヴァルは厳しい表情で声を上げてリウイ達を睨んだ。
「さて……―――どちらの立場が”上”であるのか、これでようやく思い知ったか?俺達がその気になれば今すぐ貴様らを処刑した後メンフィル軍を”パンダグリュエル”制圧に向かわせ、リィン・シュバルツァーの救助を行わせる事も可能なのだぞ?」
「グググググ……ッ!」
「クッ……!」
「畜生!こんな所で絶対に終わる訳にはいかねぇんだよ!」
リウイに問いかけられたデュ
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