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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第61話
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……覇道――――滅封!!」

大剣に膨大な闘気のエネルギーを溜め込み吹っ飛ばしたルーファス目掛けて解き放った!



「!!」

襲いかかる闘気エネルギーのレーザーを直感で”不味い”と判断したルーファスは側面に跳躍してギリギリ回避に成功したが

「遅い!魔神連牙斬!!」

「グッ!?」

ゼルギウスが繰り出した3連続の高速の衝撃波―――魔神連牙斬をその身に受けて怯んだ。

「はああっ!―――猛招来!!刹那に沈め!!」

ゼルギウスは自己強化のクラフトで自身の能力を高めた後強襲斬り込みをするクラフト―――邪霊一閃で襲い掛かり

「光よ!セェイッ!!」

対するルーファスはユーシスのクラフト『ルーンブレイド』の上位技である『アークブレイド』でゼルギウスの強襲攻撃を相殺してゼルギウスと鍔迫り合いの状態になった!

「グッ……!これがメンフィルの”力”か………!だが……―――例え相手がいかなる者であろうと私の誇りと信念は揺るがせぬ!」

ゼルギウスの大剣を必死で防御しているルーファスは表情を歪めたがすぐに決意の表情になってゼルギウスを睨み

「笑止!貴様らの”主”である”皇”を己の欲の為に裏切った薄汚い輩の剣等、大恩あるリフィア皇女殿下への我が忠義にて叩き折ってくれよう!」

ゼルギウスはルーファスを睨んで怒鳴った後ルーファスとの戦闘を再開した。アーツを巧みに扱いながらゼルギウスと戦っていたルーファスだったがゼルギウスは余りにも圧倒的な強さだった為防戦一方になっていた。



「す、すごい……」

「私達全員が戦っても勝てなかったルーファスさんを相手に圧倒的に戦っているわ……」

「ユーシス兄は今の所何とか防戦しているけど……―――多分そんなにもたないね。あのゼルギウスって将軍、全然”本気”を出していない。」

「兄上…………」

二人の戦いを見ていたエリオットとアリサは呆け、フィーは真剣な表情で推測し、兄の敗北が濃厚である事にユーシスは辛そうな表情をした。



「グアッ!?ハア……ハア…………我が信念と誇りを護る為、私はこんな所で倒れる訳にはいかぬ!行くぞ――――!」

ゼルギウスの強烈な一撃を騎士剣で受けて吹っ飛ばされて受け身を取ったルーファスが”気”を纏わせた拳を突き出すとゼルギウスは巨大な球体に閉じ込められ

「ハァァァァァァァ……!」

ルーファスが拳を握りしめると球体は締め付けるようにゼルギウスに迫り

「ハアッ!セイッ!セイヤッ!風よ!」

ルーファスが騎士剣を振るうと風の刃が球体を貫いてゼルギウスを襲った!



「――――粋護陣。」

一方ゼルギウスは闘気による絶対防御の結界で襲い掛かる風の刃を防いだ。

「天なる雷よ!
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