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焼き鳥ハイスクールD×D 〜 ちょいワルホスト系に転生した男 〜
初めての眷属は英雄のクローン
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元を笑みの形に変え、俺に向かってこう言った。










「ライザー、やさしいから」









……うん。思わず見とれちまった俺は悪くない。ネネなんか今の呂布の顔を見て鼻血でてるし。


というかその笑顔でその言葉は反則だろ!絶対、俺顔真っ赤だよ今……。


と、とりあえず俺の覚悟はこれで決まった。俺は机の上に広げられている俺のイーヴィルピースから『兵士(ポーン)』の駒を手に取る。


何故この駒なのかというと、おそらく悪魔の体を素体にしたクローンとはいえ、彼女の素質は体術方面には間違いなく強いはずなので、その時点で候補の駒は『僧侶(ビショップ)』を除いた他の四つになるのだが、魔力方面の素質があるかどうかは今はわからないので『女王(クィーン)』はとりあえずとっておくことにする。となると残るのは速さを強化する『騎士(ナイト)』、力と防御力を底上げする『戦車(ルーク)』、そして兵士(ポーン)の三つとなるのだが、ならば彼女の能力の高さはある程度保障されているので、条件はあるが全ての駒になれる兵士(ポーン)の駒がいいと考えたのだ。


俺は彼女の目の前にとりあえず兵士(ポーン)を八つ全て掲げる。


「それじゃあいくぞ?」
「(コク)ん…」










「『我、ライザー・フェニックスの名において命ず。汝、呂布 奉先よ。我が眷属と成るため、悪魔と成れ。汝、我れ唯一の『兵士(ポーン)』として、新たなる生に歓喜せよ!』」




すると、俺の持っていた兵士(ポーン)の駒八つの内七つが呂布の体の中に入っていき、彼女の背中から黒い悪魔の翼が現れた。


そうして、彼女『呂布 奉先』が、俺の初めての眷属となった。


というか、強力な神器(セイクリッド・ギア)も持たないで駒七つ分とか、クローンとはいえ流石呂布さんまじ半端ないと思ったのは、…まあどうでもいいか。


とりあえずは、










「父上たちにどう説明しよう……」


これからのことについて考え、少し憂鬱になるのだった。



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