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転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1334話
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在しており、連合軍の兵器でダメージを与える事は不可能だろう。
 その辺の事情を話すと、アカツキは頬を引き攣らせながら口を開く。

『はっ、はははは……うん、多少情報は来てたけど、まさかそこまでとは思わなかったよ。プロスペクター、よくやってくれた。君には感謝しているよ』
「ありがとうございます。ついでに臨時ボーナスの方も期待していますよ」
『そうだね、ここで君にしっかりと労っておかないと、この先に差し障りが出る。ボーナスの方は期待していてくれていいよ』

 ちっ。ここでケチるような事があれば、ナデシコ世界での騒動が終わった後にシャドウミラーに引き入れようかとも思ってたんだが。
 一応勧誘はしてみるが……どうだろうな。

『さて、それで……先程の模擬戦の映像は大事に使わせて貰うよ。これを見れば、連合軍や連合政府も多少僕の話を信じるだろうし』
「そうしてくれ。こっちも無駄な戦いをしようとは思わないからな。出来れば、ネルガルがきちんと説得してくれると助かる」
『ははは。見返りは大きいんだ。しっかりと根回しはさせて貰うさ。……さて、じゃあ悪いんだけど、僕はそろそろこの辺で失礼させて貰おうかな。早速連合軍や連合政府に連絡を取る必要があるから』

 フットワークが軽いってのは、こういう時に便利だよな。
 いや、俺が言うべき言葉じゃないのかもしれないけど。
 アカツキと繋がっていた映像が切れると、どことなく安堵した空気が周囲に広がる。
 俺達シャドウミラーの面子じゃなくて、ネルガル側がな。

「ネルガルの会長って随分と軽い感じなんだな」
「ちょっとアキト。口には気をつけた方がいいよ。ネルガルって言ったら、かなりの大企業なんだから、そのトップが本当に軽い感じな訳ないんだから」
「そうかぁ? ユリカがそう思い込んでるだけじゃないのか? まぁ、俺とは性格が合わなさそうだったけど、アクセルとは普通にやり取りしてただろ?」
「……はぁ、アキトも少しは世間を知った方がいいと思うわよ?」
「おいこら。まさかユリカにそんな事を言われるとは思ってもいなかったぞ。お前の方がよっぽど世間を知らないだろ!?」
「ひっどーい! ユリカは士官学校を主席で卒業してるんだよ!」
「いや、士官学校とか世間には関係ないから」

 相変わらずのテンカワとミスマルの様子に、小さく笑みを漏らす。
 もっともテンカワがエリナに想いを寄せているというのは相変わらず変わってない訳で、何度か顔を赤くしながらエリナと話しているテンカワの姿を見ている。
 ただ、エリナの方も……テンカワの気持ちに気が付いているのかいないのか、特に表情とかは変わらないままで会話してるんだよな。
 その辺、どうなっているのやら。
 いやまぁ、エリナは元々恋愛関係には疎いから、気が付いてな
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