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焼き鳥ハイスクールD×D 〜 ちょいワルホスト系に転生した男 〜
使い魔ネネと封印の理由
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のが、ネネが創造主から任された仕事なのです。呂布殿は封印された理由が理由ですから。下手な者の手に、呂布殿が渡ることを創造主がおそれたためです」
「そこだよ」
俺は、呂布を横目で見ながらも、ネネに自分の疑問をぶつけた。
「なんで呂布は封印されたんだ?俺は頭がよくないが、彼女を造り上げたクローン技術が凄いものだということがわかる。それも歴史に残る発明といえるくらいに。なのに俺は今まで初代様がクローン技術を開発したなんて話は聞いたことがない。そしてその完成体である彼女のことも」
そんな俺の疑問に、しかしネネはこともなげに答える。それが当たり前だとでも言うように。
「それは当り前なのです。創造主はその技術を知られるのを嫌がったのですから」
「……は?」
技術を知られるのが嫌だったって、なんでまた?
「ライザー殿は、クローン悪魔が、政府中枢、いえ、上級悪魔たちに、同胞の悪魔として認められると思いますか?」
「……あ」
そうだ、そうだよ!
魔王様は別として、現在政府中枢にいる旧き上級悪魔のほとんどは、原作での若手悪魔が全員集合している場面でわかるとおり、下級悪魔(転生悪魔)を見下しているところから、かなりプライドが高いことがわかる。旧魔王様の時代ではどうだか知らないが、あいつらが言い方は悪いが、偽物の悪魔であるクローンたちを認めるわけがない。
ネネは、そんなことを考えていた俺の顔を見ると、ため息をついた。
「ライザー殿の考えている通り、あのプライドの高い上級悪魔たちがクローン悪魔たちを同胞とみて受け入れるとは考えにくい。むしろ創造主は、実験動物のような扱いをされる可能性が高いと考えたのです」
「初代様はそれを嫌がったと?」
ネネは俺のその言葉に、コクンと頷く。
「創造主は呂布殿はもちろんのこと、自らの研究成果を自分の子供と同じと言うような方ですから、そのような輩に自分が死んだ後に研究成果を好きにいじられて利用されるのを嫌ったのです」
「だから呂布は封印され、クローン技術は秘匿された…」
「その通りなのです」
なるほどなー。いろいろ考えてるな初代様。俺じゃあそこまで配慮せずに普通に発表しちゃうかも。
「なるほど。初代様がお前らを封印していた理由は理解できた。なかなか大変だったな」
その言葉に呂布とネネは首を横にふる。
「そうでもない…。」
「ネネたちはずっと封印されていただけですからなー」
「あ、それもそうか」
あくまでこいつらは封印されていただけ(・・・)だもんな。……ん?
「そういやあ、お前らが封印されていた間に起こった出来事とかのことは知ってんのか?」
「?いいえ、これから情報に
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