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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第59話
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ゅー話やけど。」

「そちらはお前に教えるわけにはいかん。」

「……っ………」

レオニダスの答えを聞いたフィーは唇を噛みしめて真剣な表情でレオニダスを見つめた。

「当然だろう。既に我らは袂をわかった。”部外者”に団の現状を教えられる道理はあるまい。」

「ま、どうしても知りたいっちゅうんやったら、悪いけど他の団の連中を探して聞き出してくれ。―――さすがにこいつら相手は幾らオレらでも”荷が重すぎる”わ。団長の後を追う前に成長したお前と会えて嬉しかったで。学院でできた友達を大切にしぃや。”紫電”、オレらの代わりにフィーの事、頼むわ。」

「―――達者で生きろ、フィー。」

自分達の勝率は限りなく低く、殺される確率が非常に高い事を悟っていたゼノは苦笑し、レオニダスは静かな笑みを浮かべてフィーを見つめ

「レオ……ゼノ………」

「フィー………」

「………………」

二人の”遺言”と言ってもおかしくない別れの言葉を聞いて辛そうな表情で顔を俯かせているフィーを見たラウラは辛そうな表情をし、サラ教官は目を伏せて黙り込み

「エヴリーヌ!お願いだからせめてエヴリーヌ達が相手する人は殺さないであげてよ!フィーの家族なんだよ!?」

エリオットはゼノと対峙しているエヴリーヌを見つめて声を上げた。



「やだね。リウイお兄ちゃんやエヴリーヌ達の”敵”は”殺す”。エヴリーヌ達はずっとそうしてきたし、仲良くする事が絶対無理とわかっている敵に情けなんてかけていたら殺されるのはエヴリーヌ達。」

「―――そういう事や。”戦場”は強い奴が生き残るのが昔からの”掟”や。」

エリオットの嘆願に対し、エヴリーヌは迷う事無く静かな表情で非情な答えを口にして全身に膨大な魔力や闘気を纏って弓を構え、エヴリーヌの言葉に頷いたゼノもブレードライフルを構えた。

「さてと……わざわざ待ってもらった事に関しては感謝するで。」

「うふふ、レン達でも空気を読む事くらいはするわよ。それじゃあ始めましょう?楽しい楽しい”お茶会”を♪―――ハアッ!!」

ゼノの言葉に可愛らしい微笑みを浮かべて答えたレンは”魔人化(デモナイズ)して大鎌を構え

「ふふっ、ちょっとは楽しませてよ!」

セオビットは凶悪な笑みを浮かべて聖と魔の力が宿る剣を構えた!

「団長や俺らの仲間達をぎょうさん殺して”西風の旅団”を滅茶苦茶にした罪、今ここで纏めて償ってもらうで……!オォオォォォォオオオオ―――――ッ!!」

「フフ、この私がわざわざ別れの言葉を言うのを待ってあげた事、心から感謝しないさい。――――貴様の其の首、もらい受けるわよ、”破壊獣”!!」

「ぬかせ……!その言葉、そっくりそのまま貴様に返す――――”空の覇者”!団
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