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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第59話
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その”力”は”魔神”に迫る”力”。だが誇り高き我が父と優しき母の”力”を受け継ぐ俺からすれば脅威ではない!」

リウイは膨大な霊圧を魔剣に込めてマクバーンと対峙し

「ハハ、いいだろう!だったらアンタにとって俺が脅威ではない存在なのか確かめさせてもらうぜ!」

「―――力に溺れた雑魚が。貴様の死を代償に”上には上がいる”事を教えてやろう――――!」

二人は戦闘を開始した!



「フッ、”100本目の手合せ”の時からどれだけ成長したのか、確かめさせてもらうぞ。」

「キ―――――ッ!相変わらず私を愚弄する事に関しては天才的ですわね!ここで会ったが百年目ですわ!大いなるマスターの弟子は女の色香に負けて”結社”を抜けて腑抜けた貴方なんかよりも、”鉄機隊”の筆頭騎士たるこの私が相応しい事をとくと思い知りやがれですわっ!」

レーヴェの挑発に乗ったデュバリィはレーヴェとの戦闘を開始した!



「おい、レオ……さすがに相手が相手や。”万が一”の時の事を考えて、今の内にフィーに伝えておいた方がええんちゃうか?」

一方自分達が相手する敵であるファーミシルス達と対峙しているゼノはレオニダスに視線を向けて提案した。


「ああ…………――――フィー、俺達がお前を置いて消えた理由……今の内に伝えて置く!」

「え…………」

ゼノの提案に頷いた後に答えたレオニダスの突然の言葉にフィーは硬直した。



「お前を置いて消えた理由……それは他ならぬ団長の遺言によるものだ。」

「え―――――」

「2年前の”リベールの異変”の際、結社に雇われてリベールに向かう前に団長がオレ達に告げたんや。自分が死んだら、お前を団から抜けさせるようにってな。」

「あ…………」

ゼノの言葉に呆けたフィーはサラ教官と出会うまでの過去を思い返した。



「元より団長は、お前が団に居続けることに反対だった。相手は”英雄王”率いるメンフィル帝国軍とぶつかり合う可能性が高いと告げられていた為、良い機会だと判断されたのだろう。」

「オレらの動きをギルドが嗅ぎ付けてたのはわかってたからなぁ。お前が”紫電”に拾われるよう仕向けろっちゅう指示やった。」

「…………………」

二人の話を聞いたフィーは複雑そうな表情で黙り込み

「フィ、フィーさんの育ての親の方がそこまでの事を……」

「どうやら伝え聞く以上に大した人物だったようだな。」

セレーネは信じられない表情をし、ガイウスは静かな表情で呟き

「フフ、まさかそこまで誘導されていたなんてね。さすがに喰えないオジサンだわ。」

サラ教官は苦笑した。



「で、もう一つお前が気にしていた事――――他の団の連中が何しとるかっち
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