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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第59話
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リウイが雄たけびを上げるとリウイの全身から膨大な闘気や魔力、そして”神気”がさらけ出され始めた!
「あ、ありえない……あの”空の女神”以上の”正”の霊圧と同時にそれとほぼ同等の”負”の霊圧を纏った”魔人”が存在するなんて…………!名付けるとしたら”神魔人”かしら……!?」
「――――!リウイ陛下は”魔王”と”女神”の血を受け継ぐ方……だからこそ”正”と”負”、両方の霊圧を出せるのかもしれないわ……!」
「め、滅茶苦茶だ……!」
「何て”風”だ………!」
リウイがさらけ出す凄まじい霊圧を感じたセリーヌは信じられない表情をし、ある事に気付いたエマは目を見開き、マキアスは疲れた表情をし、ガイウスは真剣な表情でリウイを見つめ
「こっちも戦闘能力不明……けど、あれなら……」
「ああ……あの”魔人”とも互角―――いや、互角以上に戦える……!」
苦笑するフィーの言葉を聞いたラウラは力強く頷いて口元に笑みを浮かべてリウイとマクバーンを見比べ
「ほええええ〜!何だかビックリ人間大会になってきたね〜!」
「ミ、ミリアムちゃん……」
「時と場所を考えて発言してくださいよ……!」
目を丸くして驚いているミリアムの言葉を聞いたクレア大尉は冷や汗をかき、セレーネは呆れた表情で指摘し
「これが”英雄王”の”本気”か……!」
「ったく、こっちもこっちでもっと”化物”ね……!」
トヴァルは驚き、リウイが勝利する可能性が高いと判断したサラ教官は口元に笑みを浮かべてリウイを見つめた。
「なあああああああああっ!?」
「ハハハハハハッ!素晴らしい対決となったではないか!」
「呑気に笑っている場合じゃないでしょう!?むしろ、敵に”劫炎”相手に互角以上に戦える戦力がいることによって、私達が不利になった事がわからないの!?」
「おいおい……嘘やろ?こんな超展開とか勘弁してや……”空の女神”は俺らをとことん嫌っているみたいやな……」
「……あれが”英雄王”の”力”か。」
「……戦闘能力不明……ただし、マクバーン様より高い可能性大………」
「クッ…………………!?(どうする……!?この謎の空間からの脱出方法はわからない上、”英雄王”達を相手に撤退するなど容易ではない!メンフィルがこの”絶好のタイミング”で介入するなど、想定外だ!一体どこで、私達の情報が漏れたのだ……!?)」
一方デュバリィは驚いて声を上げ、高々と笑うブルブランにクロチルダは怒りの表情で指摘し、ゼノは冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、レオニダスは厳しい表情をし、アルティナは不安そうな表情をし、ルーファスは窮地を脱する策を練っていたが全く思い浮かばず唇を噛みしめた。
「―――確かに貴様の
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