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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜それぞれの”計画”の崩壊の鼓動〜
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い。奴等に思い知らせてやれ、メンフィルの”力”を。」

「「御意!!」」

「フフ、よりにもよってこの二人を相手にする事になる愚か者達は”哀れ”としか言いようがないわね。」

リウイの命令にそれぞれ敬礼して答える様子の二人を見たファーミシルスは不敵な笑みを浮かべた。



「―――陛下。”劫炎”のマクバーンは”結社最強”とも呼ばれている”執行者”であり、”影の国”の陛下達の”試練”で現れた”鋼の聖女”アリアンロードと互角の強さを持つと言われています。よって、ゼルギウス将軍達が他の者達の相手をするのならば”劫炎”は陛下もしくはファーミシルス大将軍が直々に相手をした方がよいかと。」

「ええっ!?と言う事はシルフィア様とほぼ互角と言う事なの……!?」

「”執行者”の中でそのような使い手がいるなんて……」

「へえ?いかがなさいますか、リウイ様?」

リウイに忠告するレーヴェの話を聞いたプリネとツーヤは驚き、ファーミシルスは興味ありげな表情でリウイに視線を向けた。

「―――奴は俺が相手し、滅する。レオンハルト、お前は”影の国”の時同様”神速”を相手しろ。」

「御意。」

「フフ、ならば私は”破壊獣(ベヒモス)”の首で妥協しておきますわ。………あら、失礼。ファーミシルスよ。…………ヒーニアス殿下でしたか。ええ……ええ……」

「プリネ、ツーヤ。お前達は”怪盗紳士”を相手―――いや、”確実に殺せ”。奴の変装能力は後々厄介になる事も考えられる。よって、奴はこの場で確実に仕留めろ。」

レーヴェの後に不敵な笑みを浮かべて答えたファーミシルスは自分が魔導技術による通信機から通信が来ている事に気付き、通信を開始し、リウイはプリネとツーヤに指示をした。

「……わかりました。」

「―――御意。」

(……かつて”美”を巡った好敵手である奴には、せめてもの手向けとして我も出陣()るか。)

リウイの指示に一瞬複雑そうな表情をしたプリネはすぐに気を取り直してツーヤと共に返事をし、プリネの身体の中にいるアムドシアスは静かな表情である決意をした。



「エリゼ、今は臥薪嘗胆の時。それはわかっているな?」

「……ええ。例え兄様がここで敗北して貴族連合に囚われの身となっても、どの道エリスの救出作戦と共に同時に行う”パンダグリュエル制圧作戦”の際に兄様の救出も行えるのだから問題ないし、兄様にはベルフェゴール様達がいるから兄様の身が危険に晒される事自体はそんなに心配していないわ。」

リフィアの言葉を聞いたエリゼは複雑そうな表情で頷いた後すぐに気を取り直して真剣な表情でオルディーネと戦っているヴァリマールを見つめた。

「…………―――リウイ様、精霊達による転移魔法の妨害、完了しました。こ
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