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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第57話
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”を見出す覚悟がようやくできたというわけかな?―――兄であるこの私とたとえ対立する事になろうとも。」

「っ……その通りです!」

ルーファスの言葉を聞いたユーシスは一瞬唇を噛みしめた後決意の表情で叫んだ。



「くっ、彼までここに出向いてくるとは……!」

「貴族連合もいよいよ本気を出してきたってこと……!?」

そしてサラ教官達―――Z組の”協力者”達はアリサ達を庇うような位置で次々と武器を構え、サラ教官はバルディエルを召喚した!



「―――リィン、ここはあたしたちに任せなさい!君とヴァリマールの相手は他にいるはずでしょう!」

「教官………!」

「へっ、手こずりそうだが相手にとっちゃ不足はない!」

「皆さんのことはどうかお任せ下さい!」

「ふふ、いい機会ですし”一糸”報いて差し上げますわ。」

そしてサラ教官達は執行者達―――貴族連合の協力者たちと対峙した!



「シャ、シャロン……!」

「いくらサラたちでも……」

「相手の方が数が圧倒的に上に加えて、全員実力が……」

それを見たアリサとフィー、セレーネは不安そうな表情をした。



「―――そんじゃ、とっとと始めるとするか!」

「―――来るわよ!」

「うおおおおおおおっ!!」

一方ヴァリマールとオルディーネは空中で剣を交えた後郷から外れた場所に着地した!



「ハハッ……今の一撃を受けきるとはな。少しは”起動者(ライザー)”として成長したってことか?」

「おかげさまでそれなりに修羅場を潜ってきたからな。今度こそ―――お前にこの剣を届かせてみせる!!」

「……クク、まだまだ甘いな。お前の潜ってきた修羅場なんざ俺の足元にも及ばねえ。そいつを改めて思い知らせてやるぜ。」

「クロウッ……!!」

オルディーネとヴァリマールが対峙している中、サラ教官達は戦闘を開始していた。



「教官……トヴァルさん!」

「シャロンも善戦はしているけど……!」

「んー、厳しいかもね。クレアたちより相手の方が数も多いし。」

「ならば、我らも助太刀するぞ!」

「ああ――――総員、戦闘準備だ!」

「―――待ちたまえ。」

アリサ達がサラ教官達の助太刀に向かおうとすると何と騎士剣を持ったルーファスが立ちはだかった!



「君達の相手は私がさせてもらうとしよう。」

「ええっ!?ル、ルーファスさんが!?」

「兄上……!」

「邪魔する気?」

ルーファスの答えを聞いたセレーネは驚き、ユーシスは真剣な表情になり、フィーは厳しい表情でルーファスを睨んだ。



「フフ、あまり大げさに騒いでは郷にも迷惑だろうからね。
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