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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第56話
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、会って話が出来ればいいんです。姉さんがあの日、どうして故郷を出て行ったのか、それさえ聞ければ……」
「委員長……」
「あはは……ちょっと甘すぎるかもしれませんけど。それに、この眼鏡もそろそろ外した方がいいのかもしれませんね。じゃないと、いつまでもリィンさんたちに隠し事をしているみたいで……」
複雑そうな表情で考え込んでいるエマを見たリィンは少しの間考え、そして答えを口にした。
「委員長がそうしたければそれでもいいさ。眼鏡を外した姿も、結構似合っていると思うしな。」
「えっ……」
リィンの言葉を聞いたエマは顔を赤らめ
(あら♪次はその娘かしら♪)
(ふふふ、どうやら彼女もいつものように”無自覚”で将来の”妻”にしようとしていますね。)
(リ、リィン様……昨夜クレアさんとアリサさんにあれほど説教をされたのに、全然懲りてないじゃないですか……)
(まあ、”天然”に幾ら言っても無駄だと思うわよ?)
(ムッ……ついにエマに手を出す気ね!?後であの使い魔にも忠告しとくべきね。)
ベルフェゴールとリザイラは興味ありげな表情をし、メサイアは冷や汗をかいて疲れた表情をし、アイドスは苦笑し、ヴァレフォルは警戒の表情でリィンを睨みながらセリーヌに忠告する事を決めた。
「でも忘れないでくれ。眼鏡を外そうが外すまいが……―――魔女であろうがなかろうが。委員長が俺達の委員長であることは変わりはないんだから。」
「リィンさん……ふふっ……ありがとうございます。」
その二人は他愛ないおしゃべりをしながらゆっくり温まったのだった。
そして午後になると全員”鳳翼館”に集まり、これからの方針についての話し合いを始めた…………
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