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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第54話
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のですが…………まあ、一本処分できましたからそれで良しとしましょう♪」

そして心底残念そうな表情で呟いた後笑顔を浮かべるエイドスの発言を聞いたその場にいる全員は再び大量の冷や汗をかいて表情を引き攣らせ

「フフ……――――そう言う事ならありがたく頂戴致す。エイドス殿より承ったこの剣…………”宝剣ガランシャール”とウィルフレド殿より頂いた”聖剣アロンダイト”と共に我が家の家宝として、アルゼイド家の子孫達に受け継がせて頂く。」

我に返ったラウラは苦笑した後エイドスからもらった剣――――”神剣スウァフルラーメ”を持ってエイドスに会釈をした。



「さてと…………―――エステル、エイドスさん。そろそろ行きましょう。」

「うん。それじゃあね!みんなの事、応援しているわよ!」

「大変な状況だけど、君達ならきっと何らかの”道”を見つけられると思う。だから諦めないで頑張って。」

そしてエステルとヨシュアはそれぞれリィン達に応援の言葉をかけて転移魔法陣の中に入って消え

「―――混迷に満ちたゼムリア大陸の平和を目指す皆さんにイースの加護を。……あ、ゼムリア大陸の人々である皆さんは”空の女神”を崇めているのですから大変不本意ですが、”人々から空の女神と呼ばれている私”が『皆さん、頑張ってください♪』……と言った方が御利益があって嬉しいのですかね♪―――それではまた会える日が来る事を楽しみにして待っています♪」

エイドスは神々しい雰囲気を纏って祈りを捧げたがすぐにいつも浮かべているような微笑みを浮かべてリィン達を見回してリィン達を脱力させた後転移魔法陣の中に入って消えた。



「さ、最後の最後にようやく自分が”空の女神”だって言ったわよね……しかも『大変不本意』って、何でそこまで”空の女神”扱いされる事を嫌がるのよ…………」

「うふふ、”空の女神”様御自身から応援の言葉を頂いたのですから、御利益はきっとあるでしょうね♪」

エイドスが消えるとアリサはジト目になった後疲れた表情で呟き、シャロンはからかいの表情で答え

「御利益ねえ……本当に効果があるのかどうか怪しすぎね。」

「同感だ。むしろ逆効果の気がするぞ。」

「ま、まあまあ。あまり悪口を言っていたら、エイドス様による本物の”天罰”を降されるかもしれませんよ?」

「そ、そうですね……エイドスさんなら本当に実行するかもしれませんよ?」

呆れた表情をしているサラ教官とユーシスの言葉を諌めているセレーネの意見を聞いたエマは冷や汗をかいて苦笑した。

「フフッ、いつかまた本当にユミルに再び訪れてくれる時が来るとよいのですけどね……」

「ああ……その時には”家族全員”総出で歓迎して差し上げたいな……」

「父さん……ええ、そ
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