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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第53話
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ットは驚き、ミリアムは表情を引き攣らせ、クレア大尉は真剣な表情で呟いた。
「―――リィンさん、でしたか。一つ聞きたい事があるのですが。」
するとその時ある事を思い出したエイドスがリィンを見つめた。
「俺に?何でしょうか。」
「貴方はその身に眠る”力”を自覚していますか?」
「!!……………はい。」
「リ、リィンに眠っている”力”って……」
「”あの力”か……」
エイドスの指摘を聞いたリィンは驚いた後重々しい様子を纏って頷き、エリオットは不安そうな表情をし、ガイウスは重々しい様子を纏って呟き
「リィン………」
「…………もしや貴女はリィンの身に眠る”力”の正体を知っておられるのですか?」
ルシア夫人は心配そうな表情でリィンを見つめ、シュバルツァー男爵は真剣な表情で尋ねた。
「あ…………」
「た、確かにエイドスさんなら知っていてもおかしくないかも……!」
「というか確実に知っているでしょうね。」
「……そう言えばマクバーン様もリィン様の事について何か知っているような口ぶりでしたが……」
「確か……”混じって”いるとか言っていたな。」
シュバルツァー男爵の指摘を聞いたリィンは呆け、アリサは血相を変え、セリーヌは真剣な表情でエイドスを見つめ、シャロンとユーシスは真剣な表情で呟いた。
「ええ……―――ですが実際に刃を交えてわかりましたが、あの人は”極一部”しか”混じって”いないリィンさんと違い、恐らくは”全部”混ざっているのでしょうね……―――”魔の因子”が。」
「”魔の因子”…………」
「何それ。アタシも聞いた事がないわよ。」
「”魔”と言う事は”魔人”に関係しているものですか?」
エイドスの説明を聞いたリィンは呆け、セリーヌは不思議そうな表情をし、ヨシュアは真剣な表情で尋ねた。
「ヨシュアさん。確かお母様の話ではヨシュアさんは”影の国”のお父様達の試練の時に、魔人化したファクト家の者と剣を交えたとお聞きしましたが。」
「ええっ!?”影の国”の時の”試練”!?」
「”影の国”のアドルさん達の試練で僕が…………――――!”彼”ですか…………と言う事は”彼”のような”力”がリィンに…………」
エイドスの問いかけにエステルが驚いている中すぐに察しがついたヨシュアは真剣な表情でリィンを見つめ
「!!あ、あの!その”魔の因子”というのは何なのですか!?」
リィンは血相を変えてエイドスを見つめて尋ねた。
「―――生きとし生ける者達全てには”闇”が潜んでいます。”魔の因子”はその”闇”が具現化したようなもの。普通の人でしたら”魔”に属する者達による”誘い”に乗ら
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