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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第53話
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トヴァルとサラ教官はそれぞれ小声で会話していた。



「え、えっと……?」

「その様子だとクレア大尉達には何か心当たりがあるようですね?」

一方クレア大尉達の様子が変わった事にアリサは戸惑い、リィンは真剣な表情で尋ねた。

「ええ……ですが―――」

「―――やめときなさい。この内戦に”連中”は関わってこないと思うから興味本意で知ってはいけないわ。」

「セ、セリーヌ……?何か知っているの?」

クレア大尉が答えかけたその時、セリーヌが制止の声を上げ、セリーヌの様子を見たエマは戸惑いの表情で尋ねた。



「……まあね。”光”と”闇”は対になっている存在で決してどちらかが欠ける事はない。―――七耀教会もそれと同じって事よ。」

「そ、それって………」

「”光”と”闇”――――つまり、七耀教会の”闇”の部分か……」

「もしかしたら、七耀教会に裏組織のような存在があるのかもしれませんね。」

セリーヌの説明を聞いて何かを察したエリオットは不安そうな表情をし、ラウラとセレーネは真剣な表情で考え込み

「……正直七耀教会にそのような部分がある事には驚いたが……――――その事について”貴女自身”はどう思っているのです?」

シュバルツァー男爵は重々しい様子を纏って呟いた後真剣な表情でエイドスを見つめて尋ねた。



「別に興味はないですね。だって”今の所”私は七耀教会とは無関係の”ただの新妻”なのですし♪」

しかし重苦しい空気を粉々に壊すかのような脱力する発言を笑顔を浮かべて口にしたエイドスの答えを聞いたその場にいる全員は冷や汗をかいて脱力し

「きょ、興味はないって……」

「し、しかも七耀教会とは無関係って……」

(ケビンさん達がさっきのエイドスの言葉を聞いたら卒倒するかもしれないわね。)

(ハ、ハハ……)

「ア、アンタね……!いつまでそのふざけた態度を取り続けるつもりよ……!?」

リィンとアリサは表情を引き攣らせて呟き、ジト目のエステルの小声を聞いたヨシュアは苦笑し、セリーヌは顔に無数の青筋をたてて口元をピクピクさせながら指摘した。

「……エイドスさんもエステルさん達と共にクロスベル解放を手伝うのか?」

その時ある事が気になっていたガイウスは尋ねた。

「ええ。クロスベルにて”私の戦い”が待ち受けているのですから、エステルさん達と共にその”戦い”に挑むつもりです。」

「ええっ!?め、女神様……じゃなくてエイドスさんがクロスベルの解放を手伝うのですか!?」

「うわ〜……超反則の最強助っ人じゃん。」

「それだけクロスベルでは尋常ではない事が起こっていると言う事でしょうね……」

エイドスの答えを聞いたエリオ
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