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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第53話
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成功させ、他の場所に監禁されている仲間やはぐれた仲間達との合流の為にクロスベル中を動き廻っているそうです。――――”Z組”のように。」

「あ……………」

「……なるほどね。それに”闘神の息子”あたりなら、自力で脱出してそう。」

ヨシュアの話を聞いたリィンは呆け、フィーは静かに呟いた。



「し、しかし先程エステルさん達はクロスベルの”解放”を手伝うって言っていましたが、それは一体どういう意味なんですか?」

「ギルドからの情報なんだけどクロスベルの市民達もディーター大統領のやり方に不満を持っているらしくてね。クロスベル警察も国防軍にこき使われまくっている立場である事や、市民達同様ディーター大統領のやり方に相当頭に来ていて、反撃の機会を窺っているそうよ。」

マキアスの疑問にエステルは答え

「――更に失踪した”六銃士”達もクロスベル全土に散って、反撃の機会を窺っているんだ。ちなみにセリカさん達は今、ロイド達と合流して彼らに力を貸しているんだ。」

「ええっ!?セ、セリカ殿達までですか!?」

「ほえええ〜っ!?何その超戦力過剰なメンバー!?」

ヨシュアの説明を聞いたリィンとミリアムは驚いて声を上げた。



「……あの。先程クロスベル中を廻っていると仰っていましたが、特務支援課の方々は一体どうやってクロスベル中を廻っているのですか?彼らの敵勢力――――”国防軍”の目を掻い潜ってクロスベル中を廻りながら仲間達との合流をする事は、至難の技かと思うのですが。」

その時クレア大尉は真剣な表情で尋ねた。

「え、え〜と……それについてはどう言えばいいかな……」

「―――”七耀教会”がロイド達に手を貸していると言えば、聡明なクレア大尉ならお分かりになるかと。」

「七耀教会が…………?」

「!!」

(七耀教会と言う事は”星杯騎士団”ね……それも星杯騎士団の移動手段と言えば”天の(メルカバ)”しか思い当たらないから、恐らく”守護騎士(ドミニオン)”が力を貸しているのでしょうね。)

(なるほど……”あの方達”ですか。しかしクロスベルはエラルダ大司教が”あの方達”の介入を固く禁じておられるはずですが…………)

「あー、”あの人達”か〜。」

エステルが答えを濁している中、ヨシュアが代わりに答えるとガイウスは不思議そうな表情をし、心当たりがあるクレア大尉は顔色を変え、セリーヌは目を細め、シャロンは静かな表情で考え込み、ミリアムは呟き

(移動手段があるって事は恐らく”メルカバ”を所持している”守護騎士”が力を貸しているようだな……)

(ええ……以前、エオリアが星杯騎士の連中達と行動しているって言ってたけどまさか”守護騎士”クラスと行動していたとはね……)

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