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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第6話(1章終了)
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自分の事を知っている謎の男をユリアは驚いた後、黙って睨んだ。

「どうやらオレたちのことをコソコソ調べとるみたいやな………目的はなんや?今の悪魔はあんたの仕業か?この事態を招いたんはオマエの仕業っちゅうんか!?」

「ククク………吠えるな、ケビン・グラハム。お前達の苦難はまさに始まったばかり………今、あえて絶望に囚われる必要がどこにある?」

「なに………!?」

「…………っ……………」

男の言葉を聞いたケビンは驚き、リースは男を睨んだ後、男を強襲した!しかし男が振るった剣に弾き飛ばされ、受け身を取った。

「………くっ…………」

「リース………無茶すんな!」

「フフ、七耀教会の法剣か。なかなかの鋭さだが………姉に較べるとまだまだ未熟よ。」

「な………!?」

「………どうして…………」

男が口に出したある言葉を聞いたケビンとリースは信じられない表情をした。

「やあっ!!」

「はっ!!」

そこにマリーニャが神速で男の正面から、自分の姿を消して男の背後に周ったリタが男を強襲したが

「ムン!!」

男はその場で剣にすざましい闘気を込めて、回転するように剣を振るった!

「きゃっ!?」

「チッ!」

男の振るった剣に弾き飛ばされた2人は吹っ飛ばされて受け身を取った。

「フフ、さすが”神殺し”に仕えし者達………見た目に反して、中々の腕を持つ。」

「!!主や私達の事まで………!」

「あたしからも聞きたい事があるわ。ご主人様やレシェンテ達も巻き込んだの!?」

男の言葉を聞いたリタは驚き、マリーニャは油断なく武器を構え男を睨んで尋ねた。

「フフ、それはいずれわかる。ただ一つだけ言っておこう。………”神殺し”は自分が心から愛する者を再び自らの手にかけ、悲劇を繰り返す事になるだろう。」

「なっ………ご主人様が!?どういう事よ、それは!!」

(………主が愛した方はルナ=クリアさんともう一人いたはずだけど………………駄目………記憶に靄がかかって思い出せない………遥か昔主がまだ”人間”だった時、魔槍に囚われた私を助けてくれた時に確かいたはずなのに……)

男の言葉を聞いたマリーニャは驚いた後男を睨み、リタはある人物の事を必死に思い出そうとしたが思い出せず、唇を噛んだ。



「ハハハ、そう急くな。この”影の(ファンタズマ)における絶望の宴は始まったばかり………足掻いて、もがいて、のた打ち回ってもらわなければ我が”王”も喜ばれるまい。」

異形の男は不敵な笑みを浮かべた後、自分の周囲に妖しげな光陣を発生させた!

「ま、待て………!」

「逃げる気か!?」

その様子を見たケビンとユリアは男を睨んだ。

「……
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