第6話(1章終了)
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自分の事を知っている謎の男をユリアは驚いた後、黙って睨んだ。
「どうやらオレたちのことをコソコソ調べとるみたいやな………目的はなんや?今の悪魔はあんたの仕業か?この事態を招いたんはオマエの仕業っちゅうんか!?」
「ククク………吠えるな、ケビン・グラハム。お前達の苦難はまさに始まったばかり………今、あえて絶望に囚われる必要がどこにある?」
「なに………!?」
「…………っ……………」
男の言葉を聞いたケビンは驚き、リースは男を睨んだ後、男を強襲した!しかし男が振るった剣に弾き飛ばされ、受け身を取った。
「………くっ…………」
「リース………無茶すんな!」
「フフ、七耀教会の法剣か。なかなかの鋭さだが………姉に較べるとまだまだ未熟よ。」
「な………!?」
「………どうして…………」
男が口に出したある言葉を聞いたケビンとリースは信じられない表情をした。
「やあっ!!」
「はっ!!」
そこにマリーニャが神速で男の正面から、自分の姿を消して男の背後に周ったリタが男を強襲したが
「ムン!!」
男はその場で剣にすざましい闘気を込めて、回転するように剣を振るった!
「きゃっ!?」
「チッ!」
男の振るった剣に弾き飛ばされた2人は吹っ飛ばされて受け身を取った。
「フフ、さすが”神殺し”に仕えし者達………見た目に反して、中々の腕を持つ。」
「!!主や私達の事まで………!」
「あたしからも聞きたい事があるわ。ご主人様やレシェンテ達も巻き込んだの!?」
男の言葉を聞いたリタは驚き、マリーニャは油断なく武器を構え男を睨んで尋ねた。
「フフ、それはいずれわかる。ただ一つだけ言っておこう。………”神殺し”は自分が心から愛する者を再び自らの手にかけ、悲劇を繰り返す事になるだろう。」
「なっ………ご主人様が!?どういう事よ、それは!!」
(………主が愛した方はルナ=クリアさんともう一人いたはずだけど………………駄目………記憶に靄がかかって思い出せない………遥か昔主がまだ”人間”だった時、魔槍に囚われた私を助けてくれた時に確かいたはずなのに……)
男の言葉を聞いたマリーニャは驚いた後男を睨み、リタはある人物の事を必死に思い出そうとしたが思い出せず、唇を噛んだ。
「ハハハ、そう急くな。この”影の国における絶望の宴は始まったばかり………足掻いて、もがいて、のた打ち回ってもらわなければ我が”王”も喜ばれるまい。」
異形の男は不敵な笑みを浮かべた後、自分の周囲に妖しげな光陣を発生させた!
「ま、待て………!」
「逃げる気か!?」
その様子を見たケビンとユリアは男を睨んだ。
「……
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