1章〜影の国〜 第4話
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光の法陣に飛び込んだ3人はまた異なった異空間に出て、探索を開始し、途中に現れるケビン達の世界には存在せずリタの世界に存在する”魔物”を倒しながら進むと、途中でケビンが持つ”方石”とはまた別の金色の”方石”を見つけ、また聞こえてきた謎の声に従い、ケビンが持つ方石をかざして、転移をして一端”隠者の庭園”の石碑の前に戻った。
〜隠者の庭園〜
「あ………」
「よし、上手くいったな。これで危なくなったらいつでもここに戻って来られるわけや。」
「凄いですね………”飛翔の耳飾り”とは似ていますが、あれ以上の効果を持っていますね。」
転移したリースは呆け、ケビンは明るい表情で呟き、リタは驚いた様子でケビンが持つ”方石”を見つめた。
「うん………なかなか便利かも。正直、その”方石”はあんまり信用できないけど。」
「ま、これまでと同じく取扱いには注意しとくわ。さてと………お次はコイツか。」
リースの言葉にケビンは頷いた後、金色の”方石”を取り出した。
「”封印石”………あの石碑にかざすと解放されるみたいなことをあの声が言っていたけど………一体、何が解放されるの?」
「そればっかりは試してみないとわからへんな。オレがかざしてみるから念の為2人は警戒しといてくれ。」
リースに尋ねられたケビンは真剣な表情で2人を見て言った。
「………わかった。」
「はい。」
ケビンの言葉に頷いた2人は武器を構えた。そしてケビンが金色の”方石”―――”封印石”を石碑の前にかざすと、”封印石”は反応した後、宙に浮いて光の球になった!そして光の球はゆっくりと降りてきて、そこからある人物が現れようとした!
「なっ…………!」
「えっ…………!」
「………女の子………?」
現れようとした人物を見たケビンとリタは驚き、リースは戸惑った。すると光はなくなり、そこにはなんとティータが座り込んでいた!
「ふ、ふえ〜っ………い、今の光って………」
「…………………」
「この子、写真の………」
「フフ………これはさすがに予想できませんでした。」
驚いて呟いているティータを見たケビンは口をパクパクさせ、武器を収めたリースはティータの顔を見てエリカが見せた写真の人物である事を思い出し、リタは微笑んだ。
「ふえっ……?ケ、ケビンさん?それにリタちゃんも?あれあれ?2人がどうしてここに………」
「あ〜………はは、久しぶりやね。ティータちゃん。リウイ陛下の結婚式以来やから………2か月ぶりくらいか?少し背ぇ伸びたみたいやん。」
状況を理解していなく、不思議そうな表情で自分を見つめるティータにケビンは溜息を吐いた後、苦笑しながらティータを見た。
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