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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
1章〜影の国〜 第4話
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「それに関してはオレからもよろしく頼むわ。ティータちゃんに何かあったらオレ、間違いなくエリカ博士に絞め殺されてしまうからな。」

「フフ………その時は私がちゃんと、”冥き途”まで案内しますよ。」

「は、はい!キモに銘じますっ!」

その後ティータの装備を整え、ティータを仲間に加えたケビン達は先を進んだ。すると何かの扉があり、扉から謎の声が聞こえ、声に従ってティータが入り、そして戻って来たティータは過去の出来事を扉が見せてくれた事を説明し、さらにミラをいつの間にか手に入れた事を説明した。そしてケビン達はさらに進むとそこにはなんと”アルセイユ”があり、船内を探索するとティータが封じられていた”封印石”を見つけ、中にいる人物を解放する為に庭園に戻り、そして”封印石”を解放した。



「………軍服………?」

「あ、あれって………」

「やっぱりな………アルセイユにあった時点で予想はしてたけど………」

「フフ……これはまた懐かしい方の登場ですね。」

封印石が解放され、光の中から出て来ようとした人物にリースは首を傾げ、ティータは驚き、ケビンはどこか納得した様子で、リタは微笑みながら見つめた。そして光は消え、光の中にいた人物――ユリアが現れた。

「くっ………エコー!いったい何が起こった!?……………え。」

地面に手を付いていたユリアは顔を上げて叫んだが、目の前にいる人物達に気付き呆けた声を出した。

「そ、その………」

「とりあえあず………ユリアさん、お久しぶりですわ。」

「こんにちは。」

「………ケビン神父………それにティータ君にリタ君………」

ティータ達に話しかけられたユリアは驚いた後、周囲を見回してケビン達を見つめて静かに問いかけた。

「再開の挨拶をする前に一つ聞かせて欲しい。―――これは夢か?それとも幻なんだろうか?」

そしてケビン達はユリアに現状を説明した。



「なるほど………俄かには信じ難い話だが受け入れるしかないようだな………」

「話が早くて助かりますわ。それでユリアさんの方は何があったのか覚えてます?やっぱり昨日の夜、白い光に巻き込まれたんですか?」

「昨夜というか…………つい先程の出来事のように感じられるんだが………飛行演習が終わってちょうどレイストン要塞に帰還している最中でね。ブリッジの座席に座っていたらいきなり辺りが白くなって………どうやらそこで記憶は途切れているみたいだな。」

「なるほど………だいたい事情はわかりましたわ。」

「やはり我々の場合とほぼ同じ時間帯ですね………他のクルーがどうなったかご存知ではありませんか?」

ユリアの説明を聞いたケビンは重々しく頷き、リースも頷いた後真剣な表情で尋ねた。
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