1章〜影の国〜 第4話
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「あ………えへへ、ありがとーございます。あのあの、お久しぶりです。またリベールに遊びに来てくれたんですか?それにリタちゃんも大陸中を旅するって聞いていたけど、ケビンさんのように遊びに来てくれたの?あれ、そちらのおねーさんは………」
ケビンの言葉を聞いたティータは嬉しそうな様子で答えた後、リースに気付いた。
「あれ………?確かわたし、お父さんと一緒にお家でお留守番をしてて………アガットさんが来るから晩ゴハンの支度をしてたらあたりが真っ白になって………それで…………!はわわわっ!?こ、ここっていったい!?ゆ、夢!?これって夢なんですか!?そ、そうだっ!ホッペつねらなきゃっ!」
そして周りの様子を見て慌てた。
「はは………こりゃ間違いなく本物やな。」
「ええ。」
(…………可愛い…………)
ティータの様子をケビン達は微笑ましそうに見つめた。そしてケビン達はティータに現在の状況を説明した。
「そ、そうですか………お母さん達が引き上げたアーティファクトが原因で………」
「いや……正直、これが原因かどうかすらわからへんってのが現状や。それに、これが原因だとするとツァイスにいたティータちゃんが巻き込まれた理由がわからへん。」
「た、確かに………ツァイスとグランセルでは距離もかなり離れてますし………」
ケビンの説明を聞いたティータは頷いた。
「ただ、白い光に包まれた時刻はほぼ同じのようですね。何らかの関連性があるのは間違いではないかと。」
「は、はい。わたしもそう思います。あっ………ご、ごめんなさい!わたし挨拶もしないで………」
リースの意見に頷いたティータは自己紹介をしていない事に気付き、姿勢を正して自己紹介をした。
「あのあの、わたし、ツァイス中央工房見習いのティータ・ラッセルって言います!」
「七耀教会のシスター、リース・アルジェントです。あなたのことは、お母様やケビンから色々と伺っています。」
「あ、リースさんもお母さんに会ったんですか?」
「ええ………写真を見せて頂きました。こうしてお会いしてみるとお母様が自慢するのも納得です。」
「は、はう………お母さんったら………」
「フフ……恥ずかしがる事ないよ。ティータちゃん、とっても可愛いもの。」
リースの話を聞いて恥ずかしがっているティータにリタは微笑みながら言った。
「もう、リタちゃんったら………あのあの、お母さん、何かリースさんに失礼なことをしませんでした?リースさんみたいな可愛い人、お母さん大好きだと思うし………」
「え……………」
ティータに尋ねられたリースは呆けた声を出した。
「す、すみませんっ!お姉さんなのに可愛いなんて!でもでも、なんていうか物静か
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