第3話(序章終了)
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………一体、何やっちゅうねん。」
「何かに反応している………?」
「な、なんだそれは………いったい何のつもりだ!?」
「なるほど。それがアーティファクトですか。じゃあやっぱりケビンさん達がリベールにいたのは”星杯騎士”の役目の一つ、アーティファクトの回収の為だったんですね?」
光り輝く”方石”をケビンとリースは戸惑いながらみつめ、ギルバートは慌て、リタは”方石”を見て尋ねた。
「あー、兄さんには関係ないからちょいと黙っとき。というかリタちゃんにオレらの役目をそこまで話した覚えはないねんけどな………」
「プリネちゃんにあなた達、”星杯騎士団”の役目は聞きました。もちろん、もう一つの”役目”も知っていますよ?」
「「………………」」
リタの話を聞いたケビンとリースは真剣な表情でリタを見つめた。
「……………ま、メンフィルの皇族と親しいリタちゃんならオレらの事を詳しく知っていてもおかしくない………か。しかし…………さっきから一体何が――」
気を取り直したケビンが”方石”を見つめ、呟いたその時!
「フフ………始まったか。」
どこからか男の声を聞こえた!慌てたケビン達が周囲を見回すと、いつの間にか倉庫の屋根に顔には黒い仮面を付け、片手には鉤爪を装備し、黒い甲冑姿の男が現れた!
「へ…………」
「な………!?」
「………いつの間に…………」
「………?(何だろう?この覚えのある気配は。どこかで会ったのかな?)」
男の登場にケビン達は驚き、リタだけは首を傾げていた。
「久しいな。ケビン・グラハム―――罪深き”聖痕”を背負い、道なき闇を這いずる贖い人よ。」
「!?あ、あんた一体………」
男の言葉を聞いたケビンは驚いた後、男を睨んだ。そして男は何かの動作をした!すると”方石”は強く光り輝き始め、辺りが見えないくらい輝きだした!
「う、うわわっ…………!?」
「くっ………!?」
「ケビン…………!」
「これは一体……!」
突然の事にギルバートやケビン達は慌てた。
「かくして”王”は復活し、昏き煉獄の扉は開かれた………いざ来たれ!贄よ!迷い人達よ!魂達よ!異界の神々よ!果てることのない永劫の炎に焼き尽くされるがいい!」
辺りが真っ白に包まれる中、男は高々と叫んだ!
〜???〜
「(ん………なんや………オレ………どうして………!!!)なんやここ………」
しばらくすると謎の場所で倒れていたケビンは起き上がった。そして自分の近くに倒れているリースとリタに気付いた。
「おい、リース!リタちゃん!」
倒れている2人にケビンは慌てて駆け寄った。
「2人とも!しっかりし
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