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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第50話
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かんないのよ。あんた達、一体どこでその自称”ただの新妻”とか言っている訳のわかんない女―――”エイドス”と知り合ったのよ?」

サラ教官は疲れた表情で答えた後リィン達に尋ねた。するとその瞬間空気は凍った!



「え、えっと……?」

「き、きききき、教官!い、いいいいいい、今ありえない人物の名前で呼びませんでしたか!?」

「”エイドス”、って言ってたね、サラ。まさか本物の”空の女神”?」

「オイオイオイ……ッ!?一体何がどうなっていやがるんだ!?」

「え〜と…………一応確認しておきたいのですが、貴女はゼムリア大陸の方々が崇める女神――――”空の女神”なのでしょうか?」

そして我に返ったエリオットは大量の冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、マキアスは混乱し、フィーは目を丸くし、トヴァルは信じられない表情で声を上げ、セレーネは冷や汗をかいて苦笑しながらエイドスを見つめた。



「違います♪私の名前はエイドス・クリスティン。”空の女神”と名前が同じなだけの24歳の”ただの新妻”です♪」

エイドスが笑顔で自己紹介をするとその場にいる全員は大量の冷や汗をかいて表情を引き攣らせ

「ほええええええっ!?”空の女神”って結婚してたの!?」

「ミ、ミリアムちゃん……気にする場所が間違っていますよ……いえ、確かに”空の女神”が結婚している話も気にはなりますが……」

目を丸くして驚いているミリアムの指摘を聞いたクレア大尉は呆れた後混乱した様子で小声でブツブツ呟き始めた。



「あ、ああああああ、あのっ!本当に貴女はめ、めめめめめ、女神様なのですか!?」

「ふ、ふふふふふふ、普通に考えて、”空の女神”が僕達の目の前にいるなんてあ、ああああ、ありえなくないかっ!?」

「そうかな?実際フェミリンスやアイドスとか本物の”女神”にも出会っているんだから、”空の女神”がわたし達の目の前にいてもおかしくないと思うけど。」

「フィ、フィーさん……フィーさんはよく冷静でいられますよね……?」

エリオットとマキアスは混乱した様子でエイドスを見つめ、フィーの指摘を聞いたセレーネは冷や汗をかいた。



「た・だ・の・に・い・づ・ま・だ・と・な・ん・ど・言・え・ば・わ・か・る・ん・ですか〜〜〜〜〜?」

「ヒッ!?ご、ごごごご、ごめんなさい、ごめんなさい!」

「す、すすすすすす、すみません、すみませんでした!どうか、どうかお許しを!」

そしてエイドスが膨大な威圧を纏って微笑むとエリオットは悲鳴を上げてマキアスと共に反射的にペコペコと何度も頭を下げて謝り

「わかればいいんです、わかれば。皆さんも私が”ただの新妻”だと言う事がわかりましたね?」

「は、はいっ!」


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