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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第49話
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え、神槍を異空間に戻したエイドスはアルバレア公爵を睨んで叫んだ後ヴァリマールの元へと向かい

「ちょっと、エイドス!?今のはやりすぎじゃないの!?そりゃあたしもあの公爵さんをブッ飛ばしたいとは思っていたけど!」

「フフ、大丈夫ですよ。命は奪っていませんから♪それに私は”空の女神”も絶対に許さないあの罪深い”罪人”に皆さんが崇める”空の女神”に代わって”お仕置き”をしただけですから”空の女神”もきっと私の行為を許してくれますよ♪」

「許すも何も――――」

エステルと会話をしながらヴァリマールの”精霊の道”によりヴァリマールや表情を引き攣らせてエイドスを見つめるアリサ達と共にその場から消えた!



こうして―――リィン達は、最後の仲間であるユーシスと合流しバリアハートの地を後にした。しかし、領邦軍きっての将軍達や結社の恐るべき実力者たち、そして新型の”機甲兵”の登場―――それらは、貴族連合の実力が底知れぬ物である事を示していた。再会の喜びと高揚、そしてこの先への不安と焦燥を同時に感じながら……リィン達はヴァリマールに導かれ、ユミルの地へと戻るのだった。



〜ユミル渓谷道〜



「……無事についたか。すまない、ヴァリマール。せっかく呼んだのに結局戦わなくて。」

「………まあ、そうなったのも誰かさんのせいだけどね。」

「まあまあ、細かい事は気にしなくていいと思いますよ?」

「こ、細かい事ですか……?」

「しかも張本人のアンタがよくもぬけぬけとそんな事が言えるわね……?」

「セ、セリーヌ、落ち着いて。」

リィンの言葉を聞いてジト目になったエステルを宥めるエイドスの答えを聞いたヨシュアは表情を引き攣らせ、顔に無数の青筋を立てて口元をピクピクさせてエイドスを睨むセリーヌをエマは宥めていた。



「問題ナイ―――幾度カノ戦闘ヲ経テ霊力(まな)ノ運用効率モ格段ニ上昇シテイル―――少シハ成長シタヨウダナ―――我ガ”起動者”ヨ。」

「え…………」

「霊力ハ残ッテイルガ次ノ戦イに備エ、コノママ休眠状態ニ移行スル。マタ何カアレバ呼ブガイイ―――」

そしてヴァリマールは休眠状態になった。



「あはは……眠ってしまいましたね。」

「今は休ませてあげましょう。いつも無理をさせているしね。」

「そ、それにしても喋る人形兵器って、色々戸惑うわね〜。」

「レンの話だと”パテル=マテル”も意思の疎通はできるそうだけど……」

「一体誰が何の為に作ったのでしょうね?」

ヴァリマールを見つめて苦笑しながら呟いたエステルの言葉を聞いたヨシュアとエイドスはそれぞれ考え込んだ。



「………………………」

「ユーシス……」

「……
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