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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第46話
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バリィとマクバーンの言葉を聞いたユーシスは二人を睨み

「――――リィン君!”執行者”の方はあたしとヨシュア、エイドスが相手するから君達はもう一人の方を相手して!ヨシュア、エイドス、行くわよ!」

「了解!」

「はい!」

エステルはリィンに視線を向けた後ヨシュアとエイドスに号令をかけた。



「なっ!?おい、お前達と再会してからずっと気になっていたがその女は何者なのだ!?何故”空の女神”と同じ名前で呼ばれている!?」

「ハアッ!?”空の女神(エイドス)”ですって!?」

「へえ……?”空の女神”と同じ名前か。クク、別にいいぜ?俺をアツくさせてくれるんならな。」

一方エステルの言葉を聞いたユーシスは驚いた後リィン達に尋ね、デュバリィは驚き、マクバーンは興味ありげな表情でエイドスを見つめた。

「ハ、ハハ……」

「気にしたら負けよ……」

ユーシスの疑問にリィンは冷や汗をかいて苦笑し、アリサは疲れた表情で指摘し

「………………フフ、何度も言っているように私は”ただの新妻”ですよ?」

マクバーンの言葉に少しの間黙り込んでいたエイドスだったがやがて微笑みを浮かべて異空間から膨大な神気を纏った神槍――――”空の神槍ウル”を取りだして構えた!



「なあっ!?な、ななななな、なんですの、その”槍”は!?(マスター)の”槍”と同等――――いえ、それ以上の”力”を感じますわよ!?」

「クク……ハハハハハッ!面白くなってきたじゃねえか……!」

エイドスが持つ神槍を見たデュバリィは狼狽え、マクバーンは声を上げて笑った後異空間から膨大な瘴気を纏う魔剣を取りだして構えた!

「な―――――」

「こ、高位次元の…………違う!」

「ええ―――この世界で存在するはずがない剣だわ!」

それを見たリィンは絶句し、エマとセリーヌは信じられない表情をし

「”魔剣アングバール”…………お前らが良く知るレーヴェの阿呆が使っている”ケルンバイター”の対となる剣だ。クク、こいつを使うつもりはなかったが……止めだ。ひとまずこいつを使って楽しめる相手とわかったなら、そこから”本気”を出してやる。」

「あ、あんですって〜!?」

「レーヴェの剣と同じ………」

「………………」

マクバーンの説明を聞いたエステルは驚き、ヨシュアとエイドスは真剣な表情で魔剣を見つめた。



「この際本物の”空の女神”かどうかなんてどうでもいい…………俺が”本気”を出す相手として相応しい相手なのか、見せてみろや!」

そしてマクバーンは狂気に満ちた笑みを浮かべてエイドスを見つめて叫び

「何て狂気…………!」

「ヴァルターでさえも比べ物にならならいくらいの戦闘狂ね…
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