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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第45話
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……構わないな、ユーシス?」
「フン、いいだろう。ならばさっそく準備を始めるとしよう。」
その後、コースの見張りに向かうラウラとエマ、エステル達を見送り……久しぶりのバイクの感触を簡単に確かめてから、いよいよレースを開始するのだった。
「頑張って、リィン……!」
「相手は卓越した乗り手……だが―――どうか頼んだぞ!」
「ああ、見ていてくれ……!」
レース前にアリサとガイウスに応援の言葉をかけられたリィンは力強く頷いた。そしてリィンは導力バイクに乗り、ユーシスはアルバレア号に跨り、それぞれの位置についた。
「―――行くぞ、ユーシス!!」
「ああ、受けて立つ……!示してみるがいい―――お前達の意志の強さを!!」
「いきましょう―――位置について。”3(トライ)”………”2(ツヴァイ)”………”1(アイン)”………”0(ヌル)”!!」
その後レースを開始したリィンは導力バイクを駆使し、何とか先に到着して風上を取った。
「よし―――俺の勝ちだ!!」
リィンが到着して少しするとアルバレア号に乗ったユーシスも到着した。
「くっ、俺のアルバレア号に競り勝つとはなかなかやるな……!」
「ユーシス……!風上は取らせてもらったぞ!さあ、決着をつけよう!」
「―――よくやった。戻れ、アルバレア号!」
太刀を構えたリィンに応えるかのようにアルバレア号から降りたユーシスはアルバレア号を自分の身体に戻してリィンと対峙し、騎士剣を抜いた。
「いいだろう、この程度のハンデなどくれてやる……―――ゆくぞ、リィン!!」
「来い―――ユーシス!!」
そして二人は一騎打ちを開始した!
「セイッ、セイッ、セイッ……!」
ユーシスはクラフト―――クイックスラストでリィンに先制攻撃を仕掛け
「…………!」
繰り出される突きを太刀で受け止めながらリィンは反撃の機会を窺っていた。
「ハアッ!!」
「二の型―――大雪斬!!」
連続突きを放ち終えたユーシスは薙ぎ払いを放った瞬間、リィンは跳躍し、静かなる闘気を纏った太刀をユーシス目掛けて叩きつけたが
「!!」
ユーシスは後ろに跳躍してリィンの反撃を回避した。
「跪け……!」
リィンと距離を取ったユーシスが強く念じるとリィンの足元から氷山が現れ
「!!」
「ヤァッ!!
その事に気付いたリィンが側面へと跳躍して回避した瞬間、ユーシスの薙ぎ払いによって氷山は砕け散った。
「ハァァァァァ……孤影斬!!」
「舞えっ!!」
抜刀による衝撃波をリィンが放つとユーシスは騎士剣を振るって闘気の鳥を放ったが神剣によ
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