【ソードアート・オンライン】編
140 シノン
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のかな>氛氓チて思っただけだから」
「まだ二十にもなってないんだが…」
「嘘ね。でも──ちょっといいかしら?」
「解せぬ──って、シノン?」
シノンはこちら身体ごと向き、俺も回転する仕様の椅子ごとシノンの方へと向けられ──するとシノンは何を思ったのか、俺の両手を自らの胸元に持っていく。……そこまできてシノンのしたい事を悟った俺は、彼女のしたい様にさせる事にした。
「貴方の話は私にとって、とても有意義だったわ。……だからちょっとだけ勇気を頂戴…」
「好きな様に持ってけ」
それから少ししてシノンと解散した。
SIDE END
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
SIDE 朝田 詩乃
(……な、に、が! ちょっとだけ勇気を頂戴>氛氓諱I うぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!)
アミュスフィアを外し──さきほどまでのあまりの痴態に床の上で転がり、のたうち回る。
「はぁ…っ、はぁ…っ。……でも暖かかったな…」
息を調え、未だに──デジタル越しなのに残っていたティーチの温度を確かめる。……もちろん温度≠ニ云っても他意は無い──無いったらない。顔も朱くなんてなっていない。
「さて」
さっきは痴態が後を引いていたが故に気付かなかったが、精神状態に比例するかの様に──やけに軽くなっている身体をアレ≠ェ閉まってある机に向かう。……それは心的外傷を自ら刺激すると云う>氛氓る意味での自傷行為。
―でもその時、助けられた命も在っただろう?―
思い返すのは、一番救われた≠ニ思った──医者やカウンセラーとかよりも実感≠ェ籠められたティーチの言葉。
(……うん、あの時私が撃たなかったら銃を取られて──他の人が死んでいた)
「ふぅ…ふぅ…ふ──っ!」
1、2、3の要領で引き出しを開いたら、そこに在ったのはプラスチックの塊。……以前は見ただけでもあった動悸が無かった。
「軽いわね。……うん、軽い」
持ってみて驚く。体調の変化が無かったのもそうだが──思っていたよりもずっと軽かった≠フだ。……何故だか、現在両手の中にあるプラスチックの塊がどこか可愛く思えて──愛着が持てる気がした。
SIDE END
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