【ソードアート・オンライン】編
140 シノン
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る音を聞いた瞬間、漸く自覚した。……【ガンゲイル・オンライン】で最強のガンナー≠ノなった≠フだと…。
………。
……。
…。
「……ねぇ、聞いてもいい?」
「ああ。シノンが呼んだんだからな」
美味──なれど、どうにも味を名状し難いドリンクをシノンと楽しみ、二人のグラスが空になった時、タイミングを見計らっていたらしいシノンが切り出す。……ご馳走なっている俺は云うまでもなく断らない。
「……貴方は私を肯定する≠ニ言ったけど、それはどういうこと?」
「そのまま額面通りに受け取ってもらって結構だよ」
「……どこで知ったかは判らないけれど──つまり貴方は私が人を撃った事がある≠ニ云う事を知ってるのね」
俺はシノンの確信≠ェ多大に籠められた確認に、一つ頷き肯定の意を示す。……シノンはボカす為に──かは判断がしきれないが、人を撃った事がある≠ニ言っただけだが、その言葉の前に実際に≠ニ云う言葉が付くのも、当然の事ながら理解している。
「そう。……なら私はいつ判った>氛氓ニ訊けば良いのかしら?」
(……まぁ、別に教えても良いか…)
シノンは何故か諦念≠浮かべながら訊き返してくる。その表情にちょっとした同情心が湧いた俺は、シノンからしたらお節介かもしれないが気付けた理由≠教えてやる事に。
「……シノン、自分が他の人間をキルする時、ほんのちょっとだが本物の殺気≠ェ洩れているのに気付いているか? ……キリトもシノンに対して違和感くらいは持っていたと思う」
「……本物の殺気>氛氓チてオカルトの類い?」
やはり≠ニ云うべきだろう、シノンはそれ≠出している事に気付いてなかったのか、じろり、と俺を軽く睨つけ鼻白んだ様に聞き返してくるが首を横に振り、シノンの言葉に否定を入れる。
「いや、俺やキリトは本物の殺気≠ェ蔓延っていた世界に居たからね──1年くらいちょっと前までは≠ネ。……だから何となくながら判るんだよ」
「……っ! ……ちょっと待ってちょうだい、1年くらいちょっと前までは>氛氓チて、もしかして…」
1年くらいちょっと前までは≠ニ、多少わざとらしさ≠ヘあれど、シノンにも判りやすいように強調したら、まずシノンは瞠目しては、出すべきだろう言葉≠傍に居る俺から見ていても判りやすい様に吟味し──そう言葉尻を俺に渡して、話の続きを促してくる。
「……シノンはもう気付いているかもしれないが、俺とキリトは例の事件≠フ生還者≠セ」
「そう…」
俺が手ずからその答えに£Hり着かせる様に誘導
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