【ソードアート・オンライン】編
138 少女A
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らすればシノン=少女A∞≠ニ云う等式が自ずと出てくる。
(……ま、俺に言える事は無いか)
殺人≠ノついては色々思うところはあるが──内心そう断じて、先ほどの射撃の射線からシノンの位置を割り出し、そこらを睨めつけるも──やはりと云うべきか、そこには誰も居なかった。……先の射撃を俺に避けられた時点で直ぐ様行動に移したようだ。
(さすがはシノン──てかね?)
シノンの経験を讃えて、ライトセイバー≠抜いてシノンとの持久戦の始め──ても別に良かったのだが、俺は敏捷(AGI)$Uりのステータスで一気にシノンが隠れているであろう建物≠ノ駆け寄った。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
(7…6…5…4)
シノンが射撃したであろう廃墟の中頭の中でカウントしながら歩く。数えるのはその部屋に到着するまでの秒数≠ナある。
(3…2…1──今だ…!)
「ふっ!」
その部屋≠ノ入った瞬間、俺の鳩尾目掛けて飛んできた──見馴れた速度な剛弾をカゲミツ≠フ一振りして斬り捨てる。見聞色≠ナ彼女≠ゥらの声が聞こえていた俺は射撃のタイミングが判ったので、銃弾を斬ることが出来た。
「……やっぱり当たらなかったか…」
「……なんで動かなかったんだ?」
奇襲を外したからか、諦念≠浮かべつつそんな事を宣う──水色髪の女性プレイヤーはシノンだった。……結果を述べてしまうのなら、シノンは俺を狙撃してきたは建物から動いていなかった。……狙撃点からはさすがに動いていた様だが、その建物自体からは動いていなかった。
「……私なら動かない>氛沂M方がそう予想したと私は予想した」
(……だからこそ≠フ失敗例か…)
私を知っている俺だからこそ>氛氓ニ云う逆説≠読み間違えた様だ。……俺もたまには策を弄さないと云う時もあると云うのに。……こんな狭い──廃墟の室内ではシノンのヘカート≠ヘ使えない。……シノンからしたらそんな俺の気まぐれは最大の不幸だった。
一歩──また一歩と近付く度にシノンの顔から感ぜられる諦念が強くなる。軈てカゲミツ≠フ一振りがシノンに届く範囲に入るとすると──シノンは意を決した様な表情になり…
「ねぇこれだけは訊かせて」
「……こう言ったらシノンは嫌がるかもしれないが、誼もある。だから構わない」
「……どうして貴方は──いいえ、貴方やキリトはそんなに強くなれるの…?」
(強い≠ヒぇ…)
「……たしかにシノンからしたら強い≠フ範疇に入るのかもな」
ここでよくある主人公とかなら、俺は弱いよ
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