機動戦艦ナデシコ
1333話
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、他の面子はどうなのかと。
『いやいや。凄いですねこれは。もしかしてシャドウミラーに所属する人達は皆が今の人達のように強いんですか?』
アカツキの軽い外見に似合わないような、丁寧な口調。
何だかこのギャップには違和感があるな。
それに、ネルガルとは交渉が上手く纏まれば長く付き合っていく事になるんだし……また、何よりここで俺達と友好関係が進めば、それを崩したくなくて連合軍や連合政府との交渉をより一層頑張ると考えれば……
まぁ、やっぱりアカツキから出てくる敬語に違和感があるってのが強いんだけどな。
「無理して丁寧な言葉使いをする必要はないぞ。お前の外見に合ってないからな。いつも通りの口調にしろ」
『あ、やっぱり? あはは。僕も自分でちょっと苦しいかなって思ってはいたんだよね』
あっさりと敬語をやめて、馴れ馴れしい口調になるアカツキだったが、ネルガルの会長という地位にいる以上、敬語に慣れていないなんて事はないだろう。
多分自分を軽く見せる為の一環なんだろう。……うん、多分だけど。
笑みを浮かべているプロスペクターや、今の戦いを見て驚きの表情を浮かべているゴートと違い、エリナが頭が痛い……いや、頭が頭痛だったり、頭痛が痛いといった様子なのを見れば、アカツキのこの態度は……
「すっげえな。な、なぁ、アクセル! 俺もあんなに強くなれるのか!?」
今の戦いを見ていたナデシコ勢の中で最初に我に返ったのは、ある意味当然なのかもしれないがヤマダだった。
正義のヒーローに憧れているヤマダとしては、生身で空を飛んだりするというのは思うところがあったのだろう。
てっきりスーパー系の主人公のように特機に乗っての自分の強さを求めているものだとばかり思ってたんだが。
……それでいながら、頬を赤くして踊り子の衣装を着ている円をしっかりと凝視出来ない辺り、俺を凌ぐ恋愛巧者としては正直どうかと思うが。
いや、メグミに手を握られているのを見れば、もし目移りなんかしようものなら間違いなくいじけられ、その手を握り潰される未来しかみえないけど。
「どうだろうな。円のようになるにはちょっと難しいと思うぞ。円の手足にあるのはアーティファクトって奴で、ネギま世界の住人の特権みたいなものだし」
実際ネギま世界以外の人間同士で仮契約を試してみた事があったが、結局契約は出来なかった。
つまり、もし仮契約をするのであれば、必ずどちらかがネギま世界の住人である必要がある。
しかも出てくるアーティファクトのレア度は契約をする二人の能力によって決まっている節があるんだよな。
実際麻帆良にいた俺達の後輩の魔法使い……何て言ったか。グッドマンのパートナーの女が持っているアーティファクトは、魔法世界の騎士団で正式採用されてい
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