episode9
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体ものモンスターが墓地に送られ、私のデッキもごっそりと減った。 だがあくまで未来融合は布石でしかない。
「さらに〈異次元からの埋葬〉を発動し、除外されている〈真紅眼の飛竜〉と〈伝説の黒石〉を墓地に戻します。 そして、私はこのターン、モンスターを召喚していないのでエンドフェイズ時に〈飛竜〉のエフェクトが発動されます。 三体の〈真紅眼の飛竜〉を除外し、墓地から蘇れ! 三体の〈真紅眼の黒竜〉!!」
白い床がひび割れ、炎が上がり、突風がそれを煽る。 力強い羽ばたきによって炎のカーテンを散らしたのは、三体の漆黒のドラゴンだ。 私のデッキのエースが真横へと並び、真紅の瞳で博士を睥睨する。
「……ここまでするとは、いよいよ私も危うくなってきたな」
冷や汗を浮かべた不動博士がポツリと心情を漏らす。
「私はこれでターンエンドです」
[レンカ]
LP3100
手札2枚
魔法・罠伏せ二枚
〈未来融合 フューチャー・フュージョン〉
場
〈ロード・オブ・ザ・レッド〉
〈真紅眼の黒竜〉
〈真紅眼の黒竜〉
〈真紅眼の黒竜〉
「私のターン……ドロー!!」
三体のドラゴンが放つ重圧を振り払うように、白衣の裾を翻しながら強くデッキからカードを引き抜く。 不動博士の手札は3枚。 今まで以上に真剣な眼差しの博士を見ながら、油断なく彼の出方を伺った。
「〈調律〉を発動し、〈ジャンク・シンクロン〉を手札に加え、デッキトップより〈チューニング・サポーター〉が墓地へと送られる。 そして〈ジャンク・シンクロン〉を召喚し、効果発動!」
「その瞬間、〈ロード・オブ・ザ・レッド〉の効果で〈ジャンク・シンクロン〉を破壊!」
「構わない。 〈ジャンク・シンクロン〉の効果により、墓地から〈チューニング・サポーター〉を特殊召喚する」
破壊されたジャンク・シンクロンと入れ替わり、中華鍋を被った小型のマシンが現れる。残る手札は二枚。 必ずシンクロへと繋げてくるだろう。
「手札から〈死者蘇生〉を発動! 私が特殊召喚するのは、〈クイック・シンクロン〉! さらに〈機械複製術〉を〈チューニング・サポーター〉を対象に発動。 デッキから二体の同名モンスターを特殊召喚する。 いくぞ、私はレベル1の非チューナ〈チューニング・サポーター〉三体にレベル5のチューナ〈クイック・シンクロン〉をチューニング!」
「四体でシンクロ召喚ですかっ!?」
驚愕するのをよそに、一際強い閃光が奔る。
「集いし希望が新たな地平へいざなう。光さす道となれ!シンクロ召喚!駆け抜けろ、〈ロード・ウォリアー〉!」
〈ロード・ウォリアー〉☆8
ATK/3000
フィールドに降臨したのは、まさしくロードの風格を放つ黄金の戦士。
「〈チュ
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