episode9
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だ」
その後、デッキトップから〈ドッペル・ウォリアー〉が墓地へと送られた。 知らないモンスターだ。
「いい落ちだ。 わたしは〈ジャンク・シンクロン〉を召喚し、効果を発動! 墓地からレベル2以下のモンスターを効果を無効にして守備表示で特殊召喚する。 〈ドッペル・ウォリアー〉を特殊召喚! 」
〈ジャンク・シンクロン〉☆3
〈ドッペル・ウォリアー〉☆2
実質カード一枚の消費のみで不動博士のフィールドにはモンスターが二体並んだ。 一体は"チューナー"、もう一体が効果モンスター。 おそらくこの状況が新たな召喚"シンクロ召喚"のための布石なのだろう。
「……いこうか。 わたしは、レベル2〈ドッペル・ウォリアー〉に、レベル3"チューナー"〈ジャンク・シンクロン〉をチューニング!!」
☆3 + ☆2 = ☆5
ジャンク・シンクロンに搭載されたエンジンが唸りを上げる。 ジャンク・シンクロンが3つの輝くリングへと分かれ、ドッペル・ウォリアーがそれを通過すると2つの星となる。 3つのリングに、2つの星が互いに同調していき、高速で回転する。 臨界点へと達した瞬間、眩い閃光がリングの中央を貫いた。
「ーー集いし星が新たな力を呼び起こす! 光差す道となれ! 」
「ーーッ!」
霧散した光の粒子がフィールドを鮮やかに照らす。 降臨した青い装甲を纏った戦士が突き出した拳が空気を震わせる。
「ーーシンクロ召喚! いでよ、〈ジャンク・ウォリアー〉!!」
〈ジャンク・ウォリアー〉☆5
ATK/2300
「これが……これがシンクロ召喚、ですか」
「あぁ、"チューナー"と"非チューナー"のレベルの和によって召喚されるのがこの"シンクロモンスター"だ」
「まさしく、集いし星……ってことですか」
私のドラゴンを前にしても、そのモンスターが放つ存在感をありありと感じた。けど、未知の敵を前にして恐れるどころか心が躍った。
「けど、私のドラゴンも負けてないです」
「ふっ、ならば届かせるまで!〈ジャンク・ウォリアー〉と〈ドッペル・ウォリアー〉の効果を発動! 〈ジャンク・ウォリアー〉はシンクロ召喚時、わたしのフィールドに存在するレベル2以下のモンスターの攻撃力を自身に加算する。 さらに〈ドッペル・ウォリアー〉はシンクロ素材として墓地に送られた時、フィールドに二体の〈ドッペル・トークン〉を召喚する! ……そして、召喚される〈ドッペル・トークン〉のレベルは1だ」
「……つまり」
「ドッペル・トークンの攻撃力がジャンク・ウォリアーへと加算される! パワー・オブ・フェローズ!」
〈ドッペル・トークン〉☆1
ATK/400
〈ジャンク・ウォリアー〉
ATK/2300→3100
ポンポンッと白煙を
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