暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜漆黒の竜使い〜
episode9
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真紅眼の黒竜〉と〈メテオ・ドラゴン〉を融合!」
「メテオ・ブラック・ドラゴンでは、私のライフは削りきれない!」
「いや、私が呼ぶのは流星です! 次世代の力を今こそ示せ! 融合召喚!〈流星竜 メテオ・ブラック・ドラゴン〉!!」

〈流星竜 メテオ・ブラック・ドラゴン〉
ATK/3500

渦を突き抜け、現れたのは煌々と赤いオーラを滾らせたドラゴン。 悪魔竜と同じ、時代という刻の流れによって、新たな力を得た私のドラゴン。
流星竜は真紅の双眸で不動博士と彼の前に立ち塞がる三体のシンクロモンスターを睥睨する。

「融合召喚に成功した流星竜のエフェクトを発動します! デッキから〈レッドアイズ〉モンスターを墓地に送ることでそのモンスターの攻撃力の半分のダメージを与えます。 私は〈レッドアイズ・ブラックメタルドラゴン〉を墓地に送り、その攻撃力の半分のダメージを与えます! 流星鉄槌(メテオ・ストライク)!」

流星竜が雄叫びを上げ、空間を捻じ曲げる。 歪んだ空間から圧倒的な質量とエネルギーを内包した隕石が博士のフィールドめがけ降り注ぐ。 だが、そのそれめがけ小さな影が突っ込んだ。

「手札から〈ジャンクリボー〉の効果発動! 手札からこのカードを捨て、効果ダメージを与える効果を無効にし、破壊する! 」

隕石は小さな影ーー、ジャンクリボーへと衝突し、爆散する。 必殺の一撃を防がれ、同時に流星竜までも破壊されてしまう。 だが、これでいい。

「流星竜はモンスターゾーンから墓地へと送られた時、墓地のノーマルモンスター一体を特殊召喚します! 〈ファイヤー・ウイング・ペガサス〉を復活!」
「先の手札コストの時か!」

轟々と燃える炎の中から一頭の天馬が空へと駆ける。 これこそ私の逆転のピース。 煌々と燃える炎を纏った天馬が空を駆け、神秘の渦へと飛び込んだ。

「私は〈真紅眼の遡刻竜〉と〈ファイヤー・ウイング・ペガサス〉を墓地に送り、融合! 出でよ、野獣のまなこ光し獰猛なる龍!〈ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン〉!!」
「ワォ! 二段構えの戦術、お見事デース!」

〈ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン〉
ATK/3000


ペガサス会長が歓喜の声を上げるなか、ビーストアイズは爛々と輝かせた双眸を目の前のモンスター達へと向けた。

「バトル! 〈ビーストアイズ〉で〈ターボ・ウォリアー〉を攻撃! ヘルダイブ・バースト!」
「グ、ぉぉぉ!」

[不動]
LP2600→2100

ビーストアイズが勢いをつけて飛び掛かり、鋭い牙でターボ・ウォリアーの装甲を食い破る。

「くっ、だが私のライフは残っている!」
「いえ、ジエンドです。 〈ビーストアイズ〉のエフェクト発動! 融合素材とした獣族モンスタ
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