何で俺は何でもかんでも引き受けちまうんだ!
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俺は柳祐輔、大阪武偵庁公安部特務班(公安零課)に所属するRランク武偵だ。
依頼主から依頼される任務は全てこなしてきたが、今窮地に立たされている。
それは昨日の夜中にかかってきた一本の電話から始まる…
『あー、祐輔か。ちょいと頼みがあるんやけど…まぁ拒否権はないけどなぁ明日の正午にお前んとこの部署に1人見学で送るから。公安の仕事どんなんか見せてやれ。』
だるそうなしゃべり方をしているのは俺の嫁、綴梅子だ。
『拒否権っていうか今忙しいんでまた今度って無理で…』と言おうと思ったが『忙しいんじゃ?ボケッ』と言い電話を切られた……
結婚したのは三年前、東京武偵高校合同企業説明会に出会う?。正しくは俺が武偵高校に在学中に影に隠れて綴と付き合っていたというのが本筋だろう。
結婚してから何でか知らんが武偵高校で手に負えない案件を俺たちが秘密裏にに処理してきたが、まさか今回は見学に来るってか。
まあ、どんな奴かはもういっぺん電話するとして明日のM市視察、防衛省陸上幕僚長の警護計画書を見るとするか。
ため息をつきながら警護計画書に目を通すのだった。
そして夜中の0時ぐらいにまた電話がきた。相手は嫁から見学者は2人に増えた…増えただとぉ!ただでさえ大変だというのに…と考えときながらメモを取り出す。なんでも名前は、最初に決まっていた遠山キンジ。彼は聞いたことがある。といえばうそになるが公安では有名な武偵だ。名前しか知らんが…。もう一人は不知火亮。あぁ、こいつは確か東京武偵庁公安零課の協力者(通称S)だな。警視庁公安部外事4課のあいつが言ってたかなりの代物だそうだ。
そんな中で報酬は50万、但しこの報酬は機密官房費に当てるとして明日から期限は無し、24時間みっちり仕事の見学をさせるのだそうだ。
ちなみに、俺と相棒の大塚(Rランク)に一人ずつ付くことでなんとか同意を得た。
ただ、同意を得たかわりに条件付きで肩にカメラを付けその映像が武偵高校のすべての学科に映像で流れるのだそう。
電話を切った俺はすぐに武偵庁情報管理システムにアクセスし、調べた。
『遠山キンジ… 1992年7月生まれ。身長170センチメートル、体重63キログラムのA型。東京武偵高校2年A組所属。専門科目は探偵科でランクはE。チーム「バスカービル」のリーダー(修学旅行II終了後は強制脱退)。1年の2学期までは強襲科に所属していたが、兄要のことから、3学期(1月)から探偵科に転科している。東京武偵高校第三男子寮の4人部屋に1人暮らし。戦妹は風魔陽菜。理子付けのあだ名は「キーくん」。普段、武偵高生としては平凡な男子高校生だが、性的に興奮すると普段の30倍まで能力が向上する「ヒステリアモード(HSS)」の持ち主。未完成ながら歴代の遠山一族で
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