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空気を読まない拳士達が幻想入り
第4話 激突、北斗対南斗! 生死を賭けた男達の弾幕ごっこ
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 とまぁ、こんな感じであった。

「おい、これは一体どういう事だぜ?」
「いやぁ、最近新聞の売れ行きが下回ってたもんでして……ちょっとねつ造記事を書いてみようかなぁ……何て思っちゃった次第なんですよぉ」
「ちょっとじゃねぇだろうが! 明らかに嘘っぱちじゃねぇか! しかもどうすんだよ! そのせいであんな面倒な事になっちまってるんだからなぁ!」

 諸悪の根源は皆のアイドル(?)ことパパラッチ天狗……基射命丸文のねつ造記事であった。どうやら新聞の売れ行き回復の為に書いた記事だったようだが、生憎幻想郷の住人では相手にされる筈もなくがっくりな結果だったようだ。だが、そのねつ造記事がよりにもよって外から来たケンシロウ達の手に渡ってしまいそれを信じ込んでしまったのだから性質が悪い。
 
「ちょっと、食事中なんだから弾幕ごっこするんだったら人里の外でやってくんない?」
「おめぇは一体何杯そば食ってんだ! いい加減にこれが異変だって気付けよ!」
「異変? 何処がよ」
「今目の前で起こってる事全てが異変だろうが!? 早くしないととんでもない事になるんだぜぇ!?」

 最早顔面蒼白となった魔理沙が霊夢に詰め寄る。が、そんな魔理沙に対し霊夢はと言えば涼しい顔で何杯目になるか分からないそばを啜り続けていた。

「別に異変でもなんでもないんじゃない? ただの男同士の喧嘩じゃないの。それだけだったら別に問題ないんじゃない?」
「人里に居る有象無象の男だったら私だって別にほっておくさ。だけど今目の前で喧嘩してる奴らは明らかに人外だからな! 空飛ぶ奴に走って追いついたり神社を指先一つでぶっ壊したりする人外の集まりなんだからな! こんな奴らが本気で喧嘩なんてしたら人里どころか幻想郷そのものが跡形もなくなっちまうよぉぉ!」

 言い過ぎかも知れないだろうが半分事実も混ざってはいる。現にケンシロウは過去に空を飛んで逃亡を図った魔理沙に対して走って追いついた事もあるし、霊夢の住んでいた博麗神社を誤って北斗神拳を放ってしまい爆発四散させてしまっている。此処までやらかしたらそれは人外と言われても仕方ないかも知れない。
 まぁ、他にも人外と呼べる輩は此処にはいるので案外珍しくはないかも知れないのだが。

「そうだ、トキ! 頼む、あの二人を止めてくれ」
「何故だ? 北斗と南斗の戦いに横やりを入れる行為は禁じられている。今我々に出来る事はこの戦いの行く末を見守る事だけしかない」
「その結果幻想郷が滅びちまうかも知れねぇんだよ! そうなったら此処に住んでる奴ら全員が死んじまうんだよぉ!」
「むぅぅぅ……本来ならば戦いの横やりを入れたくはなかったが、止むを得んか。こうなれば私が二人の戦いを止めるしかあるまい」

 必死の説得に応じてくれたらしく、北斗の
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