第4話 激突、北斗対南斗! 生死を賭けた男達の弾幕ごっこ
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だす魔理沙。お前は頑張ったよ。誇っても良い。ただ、諭す相手が悪かっただけなんだ。だから気にする事はないよ霧雨魔理沙。
「此処では狭い。外で弾幕ごっこと行くか」
「良いだろう」
「へぇ、外の世界の人たち同士の弾幕ごっこですか。これは特ダネですねぇ」
「冗談じゃねぇよ! あいつら今度は人里を更地にする気か? 早く止めねぇととんでもない事になるかも知れないんだぜ」
すっかりやる気を出してしまったシンとケンシロウ。それを面白そうなと言った表情で傍観を決め込もうとする文。そんな拳士達の事などお構いなく黙々と料理を注文して食べまくる霊夢。こいつらは宛にならない。何とか自分で止めねば。
何時になく使命感に駆られ席を立つ魔理沙ではあった。
「魔理沙、この勝負に手出しをしてはならん」
「はぁ? 何でだよトキ?」
そんな珍しく使命感に駆られた魔理沙を同じテーブルに座っていたトキが止める。って言うか、ようやくセリフが出たねトキ。
「これはケンシロウとシンの勝負。私達が入り込む余地はないのだ。それに、北斗神拳の戦いに二対一の戦いはない。例えそれで勝ったとしてもそれは勝利にはならないのだ」
「いや、私が心配しているのは別にあいつの勝ち負け云々じゃなくて、此処がぶっ壊されねぇかって事だよ」
「確かに、ケンシロウの弱点はその優しさにある。生死を分けた戦いの場であったとしてもかつての友を前にして躊躇する事もあるやも知れん」
「だぁかぁらぁ、私が心配なのはそう言うのじゃなくてさぁ―――」
話が全く進まなかった。必至に止めようとする魔理沙だったがそれをトキが良しとしない。更に言えば言動が一々訳が分からないと言うか支離滅裂と言うか、とにかく話にならなかった。
「もう良いよ。こうなったらあんま人里で撃ちたくはなかったけど私の弾幕であいつら黙らせて……」
決意を胸に店を出て二人を止めようと外へと飛び出した魔理沙ではあったが、外の光景を目の当たりにした瞬間、その熱意はすっかり何処かへと消え去ってしまった。
それは、魔理沙の目の前で弾幕ごっことやらをおっぱじめているケンシロウとシンの両者の姿を目撃したからだ。
だが、本人達は弾幕ごっこと言ってはいるが、実際にやってる事と言えば両者共物凄い速度で拳を繰り出しているだけの光景、要するに元の世界でやってた事と大して変わらない光景だったりした。
「あっれ〜〜。おかしいなぁ、弾幕ごっこってこんなにむさ苦しい感じだったかな〜〜〜……って、あれどう見ても全然弾幕ごっこじゃねぇじゃねぇか!!」
魔理沙渾身のツッコミが炸裂した。しかしそんな魔理沙を他所にケンシロウとシンの弾幕ごっこの熱は更にヒートアップしていく。
仕舞にはその辺歩いていた人達が口々に「見ろよ、男同士の弾幕ご
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